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「久田将義責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」

日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!
『実 話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)


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週刊文春7月4日号掲載
《「関東連合」最高幹部独占インタビュー》の
裏側を読む


 表題のような記事が先週の木曜日売りの週刊文春に出た。続いて、毎日新聞も同様の記事を掲載する。新聞やワイド―ショーを騒がした関東連合。中でも衝撃的だったのが、市川海老蔵暴行事件と六本木フラワー事件であろう。
 これらの事件により、警視庁及び警察庁は本腰を上げ、関東連合・怒羅権を準暴力団と規定すると発表した。
 準暴力団とはどの程度の「表現」なのか。僕はマル暴と言われているいわゆる、暴力団担当の警察官に聞いてみた。


「準暴力団と企業舎弟では、やった罪はどちらが重くなるのか。どちらが暴力団に近しいとみているのか」


 回答は準暴力団だった。
そして警察庁としては準暴力団の犯行の前例を作りたいと考えるだろう。だから五月に埼玉と群馬の暴走族OBらの乱闘も凶器準備集合罪で約30人を逮捕したが、警察発表では「準暴力団を逮捕」とあったはずだ。つまり、関東連合や怒羅権以外でも準暴力団と規定すれば、ソレとして取り締まるという前例を早くも作ったと言える。

 これは暴力団社会にとっても少なからず大きな影響を与えたと見ている。関東連合の強みは立場上は「一般人だったから」だ。そして幅広い人脈とアイディアで「仕事」をしてきた。その関東連合を取り込もうとした暴力団も、このように目をつけられていたのでは彼らと距離を取りたがっている節も見られる。

また、六本木フラワー事件の主犯見立容疑者が逃亡している間は、この事件の早期解決は望めない。その中での文春の記事である。

 関東連合元最高幹部のインタビューは、要は宝島社から出版される告白本『いびつな絆 関東連合の真実』の宣伝も兼ねたものである。因みに、僕は双葉社から出た石元太一容疑者の著書も読んでいない。中身の想像がつくからである。また、この本も読まないだろうと思う。ただ、信頼できる情報源の人たちから勧めれば購読するかも知れない。だから、この本の中身は知らない。文春のインタビューを読んでの感想を書こうと思う。

このインタビュー記事からは色々な疑問点が浮上してくる(まずは、さすがこの手の取材に定評がある文春だな、と感心した)

この時期に、「関東連合元幹部」で杉並出身の人物と言うと一人しか思い浮かばない。また、上半身の写真が掲載されているが杉並の関東連合のメンバーは一目見て「あ、X君ですね」と答えた。
僕の推測と同様だった。六本木フラワー事件で関東連合の逮捕者が杉並グループのほとんどであるが、一人だけ「有名人」の名前がなかった。X氏である。

 彼は犯行当時、海外にいたとされ、連絡がつかなかったのだという。それにても、である。なぜこの時期に告白本を出そうと思ったのか。警視庁に目をつけられるだけであろう。石元太一容疑者の二の舞になるのではと思う。

本当にクレバーな関東連合関係者は一斉に口を閉ざし、表に出る事はないはずだと思っている。

 まず版元の宝島社の思惑から検証してみよう。