「久田将義責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」
日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!
『実 話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長、現『日刊ナックルズ』(http://n-knuckles.com/) 編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)
《新刊のお知らせ》
『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)がアマゾンで予約開始致しました。http://goo.gl/qm5Svx (予約はこちらから!)
《番組告知》
8月30日(金)19:30からは
8月31日(土)23:00からは
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@nicoKnuckles
本日、『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)寂寥、いや責了
おかげ様で発売前増刷らしい。9月5日発売、ちくま新書『関東連合 六本木アウトローの正体』が責了した。責了というのは、責任校了の略。つまり、「責任を持って校正を終了しましたよ」の略だ。
という事は、赤字を入れ終えた(訂正したもの。チェックしたと取ってもOK)ので、これで筆者の手を離れ、印刷所に原稿は回る事になる。そして印刷され、製本。で、取次を通して、書店に置かれる。
自分の手元に原稿がないと、何となく寂しい気持ちになる。タイトルに「責了」と打ったら「寂寥」と変換されて出てきたので、ちょうどいい思い「寂寥」を使わせて貰った。「寂寥」さん、有難う。
僕は遅筆なのでどうやら、一年に一冊書くのが限界らしい。去年出版した『原発アウトロー青春白書』(ミリオン出版)も三分の一くらい書いてから、全部書き直した。作業員たちの地の声に差し替えた。ある人のアドバイスだった。作業員でもあり被災者の声をそのまま掲載するのは、彼らの特定につながりかねないので、かなり気を遣った。発売後もドキドキしていた。彼らに迷惑がかからないだろうか、と。その心配も杞憂に終わったようで、皆に迷惑をかけずに済んでいる。
逆に、その前に出した『トラブルなう』(ミリオン出版)は全部、僕の地の声なので気が楽だった。抗議は全て僕に来るはずだからだ。僕が対処すれはいい。
今回の『関東連合 六本木アウトローの正体』は過去に取材済の関東連合OBらや関東連合関係者、ヤクザなどアウトローたちの声と警察関係者らの声を聞いて、自分というフィルターを通して「ちまたでよく聞く関東連合ってそもそも何?」という、読者の皆さんが必ず思うであろう疑問点から出発している。
深いようで、浅い。浅いようで深い。それが関東連合の実態だ。要するに一言では言い表せない。これは本文でも例として挙げているが、
・戦後の渋谷の闇社会を描いたのが『疵 花形敬とその時代』(本田靖春著)
・戦後の六本気の闇社会を描いたのが『東京アンダーワールド』(ロバート・ホワイティング著)
であろう。
で、あるならばバブル期~1990年代の渋谷・六本木の闇社会を描いた作品があってもいいと思って、書いてみた次第である。