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本日、『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)寂寥、いや責了
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本日、『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)寂寥、いや責了

2013-08-13 01:00

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    「久田将義責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」

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    本日、『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)寂寥、いや責了

     おかげ様で発売前増刷らしい。9月5日発売、ちくま新書『関東連合 六本木アウトローの正体』が責了した。責了というのは、責任校了の略。つまり、「責任を持って校正を終了しましたよ」の略だ。
     という事は、赤字を入れ終えた(訂正したもの。チェックしたと取ってもOK)ので、これで筆者の手を離れ、印刷所に原稿は回る事になる。そして印刷され、製本。で、取次を通して、書店に置かれる。

     自分の手元に原稿がないと、何となく寂しい気持ちになる。タイトルに「責了」と打ったら「寂寥」と変換されて出てきたので、ちょうどいい思い「寂寥」を使わせて貰った。「寂寥」さん、有難う。

     僕は遅筆なのでどうやら、一年に一冊書くのが限界らしい。去年出版した『原発アウトロー青春白書』(ミリオン出版)も三分の一くらい書いてから、全部書き直した。作業員たちの地の声に差し替えた。ある人のアドバイスだった。作業員でもあり被災者の声をそのまま掲載するのは、彼らの特定につながりかねないので、かなり気を遣った。発売後もドキドキしていた。彼らに迷惑がかからないだろうか、と。その心配も杞憂に終わったようで、皆に迷惑をかけずに済んでいる。

    逆に、その前に出した『トラブルなう』(ミリオン出版)は全部、僕の地の声なので気が楽だった。抗議は全て僕に来るはずだからだ。僕が対処すれはいい。

     今回の『関東連合 六本木アウトローの正体』は過去に取材済の関東連合OBらや関東連合関係者、ヤクザなどアウトローたちの声と警察関係者らの声を聞いて、自分というフィルターを通して「ちまたでよく聞く関東連合ってそもそも何?」という、読者の皆さんが必ず思うであろう疑問点から出発している。

     深いようで、浅い。浅いようで深い。それが関東連合の実態だ。要するに一言では言い表せない。これは本文でも例として挙げているが、
    ・戦後の渋谷の闇社会を描いたのが『疵 花形敬とその時代』(本田靖春著)
    ・戦後の六本気の闇社会を描いたのが『東京アンダーワールド』(ロバート・ホワイティング著)
    であろう。
    で、あるならばバブル期~1990年代の渋谷・六本木の闇社会を描いた作品があってもいいと思って、書いてみた次第である。

     
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