「久田将義責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」
日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!
『実 話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長、現『日刊ナックルズ』(http://n-knuckles.com/) 編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)
<告知!>
中田薫 寄稿記事【シリーズ廃墟探訪】
さらば三重の老舗スーパー銭湯!
三重県伊賀市上村『名阪健康ランド』
三重県亀山市と奈良県天理市を結ぶ名阪国道。中京圏と近畿圏を結ぶこの幹線道路沿いに、屋根に乗った2体の龍がランドマークとなっているスーパー銭湯の廃墟がある。営業中は2体の龍が妖しくライトアップされ、目から赤い怪光線を放ち、ドライバーの注目を引きつけていた『名阪健康ランド』の末路である。
通常の入浴施設に様々なアミューズメント要素を付加したスーパー銭湯は昭和60年、富山県高岡市にオープンした「万葉ポカポカ温泉」が発祥とされているが、こちら名阪健康ランドも昭和62年オープンと早く、スーパー銭湯黎明期の開業組だった。
風呂は大露天風呂のほか漢方薬湯、岩盤浴、サウナなど10種類以上を有し、レストルーム、焼肉コーナー、宴会場、ゲームコーナーなども併設。特にゲームコーナーは平成13年以降、三重県下でユニバーサルスタジオの公式キャラクターグッズがゲットできるのは「名阪健康ランドのUFOキャッチャーだけ」という独自色を持っていた。
さらに土日祝日は韓国人演歌歌手モングンのコンサート、毎月末には大衆演劇の入替公演を行うなど、まさに顧客満足度120%のサービスぶり。幹線道路沿いという好立地、大型トラックが何台も停められる広大な駐車場も利便性がよく、往時はファミリー客はもちろん鈴鹿サーキットへ向かうドライバーやライダー、さらには長距離トラックの運ちゃんたちにこよなく愛された施設だったのである。
だが、