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「久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン」
日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!
『実 話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生タックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)
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歌舞伎町アンダーワールド
先日、新宿・歌舞伎町で、ある「顔役」の方たちと、現在の歌舞伎町事情を訊いてきました。
「この数百メートル四方の歌舞伎町に十年くらい前は二千二人のヤクザがいたが、今は千人。いても千五百人くらいじゃないか」という事でした。と言っても裏社会の人間が減っているのではなく、名簿に載っている人間が少なくなったようです。
これは暴力団排除条例や暴対法の目をかわすため、実際にはその組織に属しているのだけれど、名簿に載せていないのだと言います。そうすると、警察側としては余計、取り締まりがしにくくなり、警察行政は自分で自分のクビを締めているのではないかと、思いました。ニコ生公式番組『都政の闇』でも僕は、このような事を発言しました。
また、十五年くらい前になるでしょうか。石原都知事就任前後の話です。当時は暴対法、暴排条例も厳しくなく(暴排条例は施行されていなかった)、歌舞伎町を住吉会、極東会などが十人以上で決まった(と思われる)コースをぐるぐる回り、いわゆる地回りというものをやっていました。これはヤクザのデモンストレーションの意味もあり、また悪質なキャッチに対するけん制も含まれていたと思われます。
僕が歌舞伎町を歩いていると、前から集団が歩いてきましたが、視力が悪いため、どんな人たちかわかりません。酔っぱらったサラリーマンの集団かと思い、少しイラッとしながらど真ん中を突っ切ってやろうとしましたが、近づいてみると、ヤクザの集団だったのであわてて、横道に逸れた事があります。
確かに、ヤクザが集団で歩いているとおっかないです。治安が悪いように見えます。実際、その頃は毎晩、どこかの組員が喧嘩をしていたと言います。そして、実際ヤクザは怖いです。しかし、わかりやすい恰好をしていれば、多くの人が僕のように身をかわすでしょう。
ところで、歌舞伎町という街の造りは意外とわかりやすく、以前『ニコ生ナックルズ』(現・ニコ生タックルズ)時代に「アウトローニュース」で解説しましたが、大きな幹線道路四つに囲まれた小さな盆地状の街だと思ってください。以前は沼地でした。因みに、東京の繁華街の多くは盆地であったり、沼地や池がありました。六本木、池袋は池や沼に由来する、神社や土地があります。渋谷は盆地状の街です。たぶん、これには何らかの意味があるのでしょうが、それはまたの機会に。
歌舞伎町は靖国通り、職安通り、明治通り、小滝橋通りに囲まれています。街には並行して一番街、セントラル通り、さくら通り、あずま通り、区役所通りが通っています。歌舞伎町に飲みに来る人は一番街やセントラル通りが馴染み深いでしょうか。ドンキホーテがあり、『龍が如く』のイメージはこのあたりです。
因みに「アウトローニュース」で解説した通り、生主の方たちがここで外配信をする際は、十分気をつけていただきたいです。外国のテレビ局や民放のテレビ局が歌舞伎町を撮影しようと、新宿署に許可を取ったはいいけれど、裏社会の人間に見つかってカメラを壊された話もあります。外配信が歌舞伎町で無事にいったとしても、それは運が良かっただけかも知れません。
最近は悪質なキャッチが多く、特に黒人などのキャッチは手に負えない場合があります。顔役たちも僕の見解の同意で、「確かにそうだよな。一言、俺たちに通してもらえればそんな事にはならない。だが、最近さ悪さするキャッチが増えてなあ」と言います。
歌舞伎町のセントラル通りだと思いますが、右に有名な某ラーメン屋がある道を歩いていたときの事。キャッチが僕に声をかけてきました。十メートル以上、ついてきたでしょうか。僕はたまらず「店とかに行く予定はないから」と言いました。僕の言い方も確かに、乱暴でした。するとキャッチは「どこにも行かねえんだったら歌舞伎町なんかに来るんじゃねえよ」と捨て台詞を投げて、立ち去ろうとしました。僕が「おい、今、何て言った?」と返すと、キャッチはいきなり、タバコをこちらに向かって投げて、突進して来たのです。
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