百田尚樹さん のコメント
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先週、生まれて初めて裁判の証人席に座りました。
その裁判は、私が書いた『殉愛』という小説に関係したものです。『殉愛』はやしきたかじん氏の最後の2年間を描いたノンフィクションです。
ベストラー作家・構成作家の百田尚樹が、仕事・政治・プライベート等、様々なジャンルについて語ります。このメルマガでは、「メインコーナー」と毎回その週に報じられたニュースを切る「ニュースに一言」の二部構成でお届けします。
お互いに感情的な部分はあるのは当然ですが、裁判所が双方の言い分と証拠を照らし合わせて、客観的に判断して判決を下します。
どんな判決が下るかはわかりません。ですが、何も事情を知らない第三者があれこれ言うよりも、客観的な判断になるのではないかと思っています。証拠提出のことを言っておられる方もいますが、提出しない証拠に関しては、裁判所はないものと判断します。そこには卑怯とかずるいとかいう見方はありません。
ネットでは本当の事情を知らない人たちが、誤った情報を頼りにあれこれ言っていますが、すべての証拠を持っている裁判官の判断くらい客観的なものはありません。
もちろん、その判決に不服があれば、双方に控訴する権利は認められています。
とにかく、本当のことを何も知らない人たちが、自らが裁判官気取りで、勝手に判決のようなものを決めているのは、非常におかしなことと思います。
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