2016/08/28に長野県小県郡長和町にて開催されました
『黒耀石のふるさと祭り』のレポートとなります。

HP :http://www.hoshikuso.jp/info/furusatomaturi12/

 同日に開催されておりました
 『WHISKY&BEER CAMP 2016』のレポート→ar1097077

 


8/28に「黒耀石体験ミュージアム」にて開催されました『黒耀石のふるさと祭り』。
午前中は星糞峠縄文鉱山の遺跡発掘調査現場から生中継いたしました。

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先日の雨で足元が悪い中、通常は立ち入り禁止である現場に大勢の方が集まっております。

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長和青少年黒耀石大使が集まり、今年の7月に行われた
イギリスのノーフォーク州セットフォード町(Thetford,Norfolk)にあります
エインシャントハウスミュージアム(Ancient House Museum)との文化交流をする
合意書を交わした際に行われたプレゼンを披露しました。

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上の写真は7月の放英の際にも来ていたTシャツです。
セットフォードにはフリント鉱山で有名なグライムスグレイブ遺跡があり、
その警官が星糞峠の黒耀石鉱山と類似しており、それから交流が始まったとのことです。
上記の放英の際に星糞峠縄文鉱山遺跡とグライムスグレイブ遺跡は
世界初の姉妹遺跡協定を締結しております。

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プレゼンが終わってテントに戻ってまいりました。皆さんお疲れ様です!!


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つづきまして、以前取材した際にもお世話になりました学芸員の大竹さんによる、
発掘現場の解説が行われました。(以前の黒耀石体験ミュージアムの記事→こちら

発掘現場にはピンクや青、黄色の線が引かれておりますが、これらは、
各年代における地面を表しているそうですよ。
ちなみに、年代測定は当時の人間が黒耀石を発掘する時、食事を作るに土器を使い
米を炊くなどして調理をしていたのですが、その際に発生した炭粒の炭素年代で測定する
とのことでした。
なにより、弁当ではなく、キャンプを張って食事を作っていたことに驚きです。


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大竹さんが説明を終えて、挨拶をしたところ、峠の上を指さしておりました。
さてさて、なにがあるのでしょうか????

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森の奥から人がでてまいりました・・・

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フルートとギターの音色に誘われ・・・・

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縄文人たち?!がたくさんですよ!!!
曲や歌が披露され、いきなりショーが始まったのはびっくりしました!!

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今度は画面中央よりやや左にいる学生たちによるコーラスもありました。
遺跡説明会と聞いていたのに、色々趣向が凝らされており、驚きでした!

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先ほどのギターとフルートの演奏をされていた夫婦ユニット「ホラネロ」さんです。
遠軽町を拠点に活動をされておりまして、第13代オホーツク観光大使でもあります。
遠軽町の白滝は黒曜石が採掘される場所でもあります。

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ムラオサ?!いや、長和町の羽田町長ですね。
手に持っているのは黒耀石の槍、結構鋭利でした。
 MC「俺、獲物になりますよ!」
 町長「いやいや、こんなにかわいらしい獲物じゃさせないよ(笑)」
一思いにヤっても大丈夫ですよ!!

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遺跡から会場まではバスで移動なのですが、そのバス乗り場まで戻る道のりの光景です。
幻想的な風景が広がっております。

ここまでが、午前の部でした。


さて、会場は変わりまして、午後の部となります。

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黒耀石をつかったBBQ体験は時間的に終わっておりました。
鹿の解体ショーを取っていた関係上、仕方なしですね・・・
次回は黒耀石で肉を切る図を絵に収めたいですね!

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こちらでは縄文パーカッション体験を行っておりました。
時折、打楽器の音が聞こえていたのはこちらからですね。


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狩猟体験コーナーです。
こちらでは先端に黒耀石の矢じりがついた弓矢でターゲットに当てる体験ができます。

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1人目の男の子はうまく的に当てることが出来ました!!

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さてさて2人目の彼はどうかな・・・?
フォームはいいぞ?!

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あっ・・・
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・・・・orz
いい絵いただきました!ごちそうさまです!!!

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この後やりなおして、無事に的にあてることもできましたよ!


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縄文クッキーのコーナーです。
縄文人の主食だったものを再現したものでして、
どんぐり、くりを主体にして、くるみ、干しブドウ、塩、
つなぎとして山芋が入っております。素朴な味わいで甘みもありました。
ブース内でクッキーを焼いて出していたようですよ。


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お客様にインタビューです。
茅野市から初めて来られたご家族。
小学校で黒耀石が出たという話も聞くとのことでした。


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発掘体験コーナーです。
こちらにも学生さんがたくさんいらっしゃいました。
長和町の小中学生が校外学習でたくさん来られているようでした。


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野点のコーナーです。
黒耀石の森のおいしい水と長和町産のお茶で立てた抹茶を無料で振る舞っておりました。


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火起こし体験コーナーです。

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木屑から麻紐をほぐしたものに火を移して火をつける体験になりますが、
湿気の多い天候であったため、そこまでいける方は少ないようですね。


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北海道遠軽町白滝のブースです。
遠軽町には「白滝ジオパーク」があり、白滝で発掘された黒曜石の展示も行っております。
白滝でも質のいい黒曜石がとれるみたいで、
特徴としましては、色が通常より色が黒いのと、写真左のような赤いものも産出する点です。
赤くなった理由としては、成分の違いではなく、磁鉄鉱が冷えて固まり黒曜石になる過程で
錆びが出たため見たいですよ。

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白滝のブースでは、黒耀石の石器を作る体験を行っておりました。
石や木を使い鋭くしていきます。左の方も一生懸命作成しておりました。


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アイヌのブースです。
こちらでは、アイヌ模様の切り抜きや、鹿笛作り体験、
アイヌ語のクロスワードや立体パズルがありました。

写真左下の鹿笛体験について、ブース担当の方から、
「最近の子供は刃物を使ってないので、刃物を使って(モノづくりを)
体験してほしいという思いを込めてやっている」との話をいただきました。


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島根県隠岐の島のブースです。
こちらも中国地方で唯一の黒曜石の産地となっており、
ユネスコ指定の世界ジオパーク(「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」)
として指定もされております。
隠岐の黒曜石も質がいいものであり、全国に運ばれていたとのことです。
黒曜石の研究発表で黒耀石体験ミュージアムもこられて、そのつながりで
今回参加されたとのことでした。
写真右下は隠岐の島にある寺院にてまつられている巨木です。
現在でも100社程度あり、パワースポットとなっております。


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さて、コメントで館内を紹介してほしい、という話がありましたので、
黒耀石体験ミュージアムの中も紹介していきます。
通常は入館料大人300円、子供100円です。

※以前館内を詳しく紹介している記事は→こちら


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本日は外でワークショップがありましたが、通常は館内で様々な体験ができます。
しかも予約なしでできますので、ぜひ体験しに来てくださいね!

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受付の上にいる縄文人もお待ちしております!

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MCが手に持っていますの黒耀石のペンダントです。
お土産コーナーはスタッフ手作りのものが多く、一点ものばかりですよ!

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先ほど火起こしコーナーにいらっしゃったご家族の方です。
東京からこられており、黒耀石体験ミュージアムにこられるのは2回目とのこと。
お孫さんが黒耀石が大好きで、どうしても見たいということで来られたとの話でした。
「見るものが多くて楽しい」
また、ぜひお越しくださいね!!

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こちら、館内の中にあります遺跡の模型です。
大竹さんの話によりますと、前半で紹介しました遺跡を囲って
発掘現場を展示施設にする、ということでした。
実際の現場を見られたほうがいいですよね、という説明をされていた目がとても素敵です。

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こちら、館内にある喫煙スペースと自動販売機ですが、
博物館の中にこういうスペースがあるのは珍しいですよね。


ミュージアムの外にでますと、左手に人だかりがありました。

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こちらは缶バッジを作るコーナーです。

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羽田町長のバッジですね!縄文人バージョンなのでスーパーレアかな?

場所を変えまして、特設ステージではライブが行われておりました。
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ステージ上では黒耀石のふるさと親善大使でもあります、
葦木啓夏(あしきひろか)」さんが歌っておりました。
ちなみに、午前の遺跡説明会のショーにも出演されていました。
MCも曲を気に入り、もっと売れてほしいな、ということも言っておりました。


放送の最後は、我々の車を止めてあり、別のイベントが行われている会場である
ブランシュたかやまスキーリゾートまでを歩いていく様子をお送りしました。

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霧が本当に濃かったんですよね。
ここで置いて行かれたら迷子になってしまいそうです。

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途中、ペンション「ジョイハウス」さんがありました。
こちらのペンションのオーナーによると、放置型ペンションで、
お客様に積極的にからむことはないですよ!とのことでした。

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そして、徒歩5分ほどで『WHISKY&BEER CAMP 2016』の会場に到着です!
これだけ近いのもあり、どちらのイベントにも参加されている方も多数いらっしゃいました。
(※「WHISKY&BEER CAMP 2016」の記事は→こちら

今後、長和町を紹介する際には、もっとディープな部分も紹介していきたいですね!!
以上、『黒耀石のふるさと祭り 特別生放送レポート』でした。