今から少し未来、人類は資源を求めて宇宙開発を行っていた。
月や宇宙ステーションには沢山の人間が暮らし、火星でさえも居住が可能であるほど技術は発達し、多くの人が宇宙で仕事をして宇宙で生活をしています。
主人公、「ハチマキ」こと星野八郎太も宇宙で働く人間の1人。
スペースデブリと呼ばれる、宇宙空間を漂うゴミの回収作業を生業としています。
宇宙の掃除屋「デブリ屋」として宇宙で暮らす彼らの生活、それぞれの生きる目的が主題として描かれています。
この世に宇宙の一部じゃないものなんてないのか。
ハチマキはいつもギスギスしていて他人を拒絶していました。
人生を生命を謳歌するためには孤独ですら自分にはまるで効かない、それが自分の宇宙であると思っています。
しかしある時、海に飛び込んで1人でいると、そんなことは間違いだと気付く。
人生や生命というものは全てのものが密接に関わり続ける、どんなに自分の宇宙を小さくしても宇宙の一部となり続ける。
自分たちは、つながりを断とうとしても断つことはできない。
みんな同じ宇宙の中にいるのだから。
それからハチマキは他者と積極的に交流を取るようになり、迷うことはなくなりました。
自らを知り、世界を知る、そうすることで一歩づつ前に進むハチマキの「オトコマエさ」を描いた名シーンです。