「今のIGFは、結局は『今のプロレス』になっている。今のままなら他と変わらない」
――というと?
橋本 リング上は「闘い」なんですから、何が起こるかわからない。それを「悲劇」なんて書いたら「プロレスは八百長です」って話につながるような気がしたんです。
――なるほど!
橋本 IGFに来てから余計そういう発想になったのかもしれないですけど、「あれはない」って自然と思えましたね。
――とくにIGFに来てから「闘い」を意識するようになった?
橋本 まだまだ僕自身、変わらないといけないところがいっぱいありますけど、同じ「プロレス」を名乗っていても、団体やリングによっていろんなスタイルがあると思うし、中にはリング上のパフォーマンスが重視されるところもあると思うんです。
――ええ。
橋本 ただ、リング上では「闘い」を見せないといけない。