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石破 茂 です。
参議院選挙は大変お世話様になりました。全国各地でご支援いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
「自公大勝、野党伸び悩むも共闘に一定の成果」という結果はまず予想通りと言うべきで、さして驚くべきことでもありませんが、新聞各紙やNHKを含む各局が「改憲勢力が三分の二を超えた」と大々的に報道していることには強い違和感を覚えます。
国会における議論の推移を見たのちに、「憲法第○条改正を目指す勢力が三分の二を超えた」というのならともかく、どの条文を改正するべきか、どの改正が最も急ぐものか、などまだ全く決まっていない段階でこのような報道をするセンスはいかがなものでしょうか。
仮に第9条の改正を目指すと思われる勢力が三分の二を超えたのだとしても、それは憲法第96条に定められた国民の権利である「国民投票に付するための提案が出来る状況が現出した」ということであって、これを否定的に解すること
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