石破 茂 です。 

 本日衆議院は解散となり、来月四日公示、十六日投票の日程で総選挙が行われます。
遅きに失した感が否めないとはいえ、私は今回の野田総理の決断を評価したいと思います。
彼が最も嫌悪したのは、民主党内の「自分たちが議員で居続けるためには政策も、国家国民もどうでもよい」「そのためにはひたすら反原発や反消費税など、一 部マスコミや世論に迎合した主張を声高に訴えていればよい」という輩たちだったのではないでしょうか。民主党の政策や党のあり方を純化し、それについてこ られない者は淘汰されても仕方がないとの決断であったように思われます。

 今回の選挙は確かに「民主党に鉄槌を下す選挙」になるのでしょう。「小異を捨てて大同につく」という所謂「第三極結集」の動きもありますが、原発 や消費税が小異であるはずもなく、三年前に民主党が掲げた「政権交代」というそれ自体が何の意味も有さないスローガンが「