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「霞が関文学」など
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「霞が関文学」など

2014-10-24 19:49

     石破 茂 です。

     仕事柄、毎朝全紙に目を通すのですが、本論を展開した上で、「ただ」と繋いで別の論を紹介し、「成り行きが注目される」「今後議論を呼ぶ可能性がある」と締め括る構成が多く見られます。
     公平・公正を期すため両論を紹介するのは当然だ、ということなのでしょうが、この「ただ」という言い方が気になって仕方がありません。
     なるべく自分は使わないように気を付けているのですが、時々使ってしまい、反省することがあります。政治家であれ、マスコミであれ、自分は何を言いたいのかをもっと明確にする話法が必要ですね。

     久しぶりに政府に入って、委員会のための想定応答要領を読むようになったのですが、官僚諸氏の作成する文章の中には、何が言いたいのか「よくわからないように」委曲を尽くしてあるようなものが見受けられます。このような「霞が関文学」ばかりだと、委員会質疑を充実させるに資するとは言い難くなってしま

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