「Lead Generation カード。Lead Generation カードって何だったかなあ」と思って検索してみると5月のニュースにありました。「ああ、この機能か」と思い出しましたが、まだ国内ではあまり使われていないようですのでアメリカの事例を含めて紹介します。
Twitter、「リードジェネレーションカード」を発表(ITmediaニュース。2013/5/23)
Lead Generation カードとは
Lead Generation カードはツイート上で顧客情報を簡単に共有することができ、営業のリード情報を管理することができます。Lead Generation カードは自動的にユーザの名前、ユーザー名、メールアドレスを1クリックで送信することができます。
アメリカではすでにLead Generation カードを使っている事例が数多くあります。
L’OCCITANE
L’OCCITANEでは申し込む(名前とメールアドレスを共有)と新商品のトライアルが受けられるようになっています。実際に「Sing up now!」という箇所をクリックしてみると、
「お申し込みありがとうございます!」「L’OCCITANEからご連絡させていただきます」という表記になりました。これでユーザーの申込みは完了になります。
提供企業側はユーザーの名前、メールアドレスをリードデータとしてダウンロード可能になります(設定によりCRMやSFAなどのデータベースに送信することも可能)ので、ユーザーにメールマガジンや当選連絡が可能になります。
いままでのLead Generationカードを利用しない方法ではTwitterでキャンペーンを行った際の当選連絡はTiwtterのDMでメールアドレスをやり取りしなければいけませんでしたが(かつ相互フォローが必要)、このLead Generationカードを利用するとユーザーのワンクリックでメールアドレスが取得可能になり、当選連絡もスムーズに行うことができるようになります。さらにメールマガジンを発行している企業にとってはメールアドレスを取得しやすくなると思います。
活用事例
Land Rover
Land Rover SAの公式アカウントではではレンジローバーの試乗申込みができるようになっています。おそらく申込みを行うとメールで試乗申込みの案内が届くのでしょう。
NHL
NHLではメールマガジン登録でチケットのセールス情報やニュースが送られてきます。「More hockey in your box」分かりやすくていいですね。
セコム
国内ではセコムさんがプレゼントキャンペーンを実施されていました。申込者に煮込みハンバーグを抽選でプレゼントしています。
アルマーニエクスチェンジ
アルマーニエクスチェンジではモバイル新規会員登録を行ったお客様に限定クーポンを発行しています(Lead Generationカードで登録すると3日以内にメールが届く)。画像にプレゼント内容、注意書きが記載されていて分かりやすいですね。
事例を見ているとメールマガジン、キャンペーン応募以外はリアル店舗との連動が多く見受けられます。メールアドレスを取得し、店舗への集客プログラム(購入者限定クーポンや店舗来場サービス)を用意しているケースです。更にメールマガジンを組み合わせることで継続的にキャンペーンの案内もできるようになります。
メールアドレスの取得になるので日本では取得目的の明示(メールマガジンの配信)などの注意書きが必要になりますが、ワンクリックでメールアドレスが取得できるのはメルマガを利用している企業やリアル店舗と連動したキャンペーンではかなり使えるのではないでしょうか。
どうやって利用するの?
Lead GenerationカードはTwitterプロモ商品を利用することで管理画面から利用可能となります。
(Lead Generationカード機能自体はTwitterプロモ商品の利用は必須ではなく無料で作成することが可能ですが、Twitterプロモ商品を組み合わせることでリーチを上げることができます。)
Twitterプロモ商品は販売代理店経由での取り扱いとなっています。Twitterプロモ商品取り扱い代理店にお問い合わせください。
電話:03-6438-0311 ループス・コミュニケーションズ営業担当
by 岡村 健右(おかむらけんすけ)