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第270回 私なりに引っかかる物事のウラガワ(3)
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第270回 私なりに引っかかる物事のウラガワ(3)

2020-12-31 21:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第270回 私なりに引っかかる物事のウラガワ(3)

    ◆もくじ◆

    ・私なりに引っかかる物事のウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん 
     万年アクリルカレンダー発売中
     「岩井志麻子の大人の福袋」抽選受付中
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中

     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    一年を振り返ってみれば、さほど縁がないのに気になる人とか、無関係なのに引っかかる人や物事がいろいろあった。

    ファミレスで隣のテーブルになった風俗のお嬢さん二人が、困ったお客さん「先生」について話していたが……。

    たまに行く飲み屋で同席した精神科医が言うには、小説家はアルコール中毒になりやすく、芸能人は薬物中毒になりやすい、とのことなのだが……。

     

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ
    6月「アマビエ的なものや人のウラガワ
    7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ
    8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ
    9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ
    10月「いい大人なのに未経験のウラガワ
    11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     歴史に残る厄災に全世界が包まれた2020年も、もう終わろうとしている。私など感染もせず職を失うこともなく、まだマシだったのだが。
     ほぼ引きこもりとなった春、なんとか日常が戻ってきた夏、それでもまだ海外旅行や大きなイベントは自粛が続く秋を経て、マスク着用や距離を取ろうという制限はあるものの、来年に希望が持てそうな冬が来た。

     韓国にいる夫ジョンウォンくんも、久しぶりに日本へ来られそうだし。なんだかんだで腐れ縁といえばそうだけど、腐っていても強い縁が結ばれているのは確かなのだ。

     しかし一年を振り返ってみれば、さほど縁がないのに気になる人とか、無関係なのに引っかかる人や物事がいろいろあった。というのを書いてきた今月だ。来年も良き縁がいろいろあればいいなと願いを込め、妙な縁を感じる人達に登場してもらう。

                        ※

     先日、近所のファミレスで一人ぼや~とご飯を食べていたら、隣のテーブルに風俗のお嬢さんが二人来た。会話などから、同じ店の先輩と後輩のようだ。

     後輩が先輩に、困った客の相談をしている。別に聞き耳を立てなくても、すぐ隣にいるから会話はすべて筒抜け。

     それで、なかなかおもしろい話を聞かせてもらった。後輩の方はアカネといい、北関東の子だ。見た目も性格も言動も、気さくで明るいヤンキーという感じ。

     そのアカネが、ある客に気に入られた。彼はアカネに、先生と呼ばれている。先生はアカネの父親どころか祖父の世代だ。
     奥さんは亡くしたのか離婚したのか不明だが、とにかく今現在は独身。遠方に、とうに独立した子どもがいるらしい。

     そこそこの地位にいたようだが、定年退職して金と暇を持て余し、しかし盆栽や骨董などにはいかず、風俗にハマッた。というより、アカネにハマッた。
     
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