オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第270回 私なりに引っかかる物事のウラガワ(3)
◆もくじ◆
・私なりに引っかかる物事のウラガワ(3)
・最近の志麻子さん
万年アクリルカレンダー発売中
「岩井志麻子の大人の福袋」抽選受付中
TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
「岩井志麻子のおんな欲」連載中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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一年を振り返ってみれば、さほど縁がないのに気になる人とか、無関係なのに引っかかる人や物事がいろいろあった。
ファミレスで隣のテーブルになった風俗のお嬢さん二人が、困ったお客さん「先生」について話していたが……。
たまに行く飲み屋で同席した精神科医が言うには、小説家はアルコール中毒になりやすく、芸能人は薬物中毒になりやすい、とのことなのだが……。
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2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ」
2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ」
3月「どこか心残りの別れのウラガワ」
4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ」
5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ」
6月「アマビエ的なものや人のウラガワ」
7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ」
8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ」
9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ」
10月「いい大人なのに未経験のウラガワ」
11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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歴史に残る厄災に全世界が包まれた2020年も、もう終わろうとしている。私など感染もせず職を失うこともなく、まだマシだったのだが。ほぼ引きこもりとなった春、なんとか日常が戻ってきた夏、それでもまだ海外旅行や大きなイベントは自粛が続く秋を経て、マスク着用や距離を取ろうという制限はあるものの、来年に希望が持てそうな冬が来た。
韓国にいる夫ジョンウォンくんも、久しぶりに日本へ来られそうだし。なんだかんだで腐れ縁といえばそうだけど、腐っていても強い縁が結ばれているのは確かなのだ。
しかし一年を振り返ってみれば、さほど縁がないのに気になる人とか、無関係なのに引っかかる人や物事がいろいろあった。というのを書いてきた今月だ。来年も良き縁がいろいろあればいいなと願いを込め、妙な縁を感じる人達に登場してもらう。
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先日、近所のファミレスで一人ぼや~とご飯を食べていたら、隣のテーブルに風俗のお嬢さんが二人来た。会話などから、同じ店の先輩と後輩のようだ。
後輩が先輩に、困った客の相談をしている。別に聞き耳を立てなくても、すぐ隣にいるから会話はすべて筒抜け。
それで、なかなかおもしろい話を聞かせてもらった。後輩の方はアカネといい、北関東の子だ。見た目も性格も言動も、気さくで明るいヤンキーという感じ。
そのアカネが、ある客に気に入られた。彼はアカネに、先生と呼ばれている。先生はアカネの父親どころか祖父の世代だ。
奥さんは亡くしたのか離婚したのか不明だが、とにかく今現在は独身。遠方に、とうに独立した子どもがいるらしい。
そこそこの地位にいたようだが、定年退職して金と暇を持て余し、しかし盆栽や骨董などにはいかず、風俗にハマッた。というより、アカネにハマッた。
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