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  • 第252回 アマビエ的なものや人のウラガワ(3)

    2020-06-30 22:30
    194pt

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第252回 アマビエ的なものや人のウラガワ(3)

    ◆もくじ◆

    ・アマビエ的なものや人のウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん 
     『凶鳴怪談』が竹書房から発売
     『業苦 忌まわ昔(弐)』が角川ホラー文庫から発売
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中

     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    ネット上で大きなブームとなった「アマビエ」。
    絵姿を見せろというだけで、見せたら感染が止む、治る、とは一言もいっていない。

    具体的なことはごまかしほのめかすだけという、
    アマビエ的なものは、このところ蔓延しているような。

    でも、得体の知れない妖怪にも、すがりつきたくなることもあるもの。
    美女の画像をツイッターのアイコンにしていた、岡山の知り合いの幸村くん(仮名)は……。
    そしてシンガポールでの「アマビエ的なるもの」は。


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~18年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ
    4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ
    5月「働くということについて考えたウラガワ
    6月「私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ
    7月「芸事業界の人たちの願いごとのウラガワ
    8月「怖さひかえめな怖い話のウラガワ
    9月「まだ挽回できるかどうか気になるウラガワ
    10月「なぜか惹かれる未解決事件のウラガワ
    11月「今頃になってわかってきた出来事のウラガワ
    12月「とりあえず終えたかな、というウラガワ
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     私の感覚としては、二月になってから深刻な騒ぎとなった新型肺炎。六月になっても完全に収束しないなんて、あの頃は夢にも思わなかった。

     みんな一生懸命に、蔓延を食い止めようとした。医療や政府や周囲の人にも頼るが、妙なものにも頼ろうとした。

     江戸時代からいたらしいが、突如として脚光を浴びた謎の妖怪、って、すべての妖怪は謎だけど、ことに謎めいて感じられたアマビエだ。
     仲良しの漫画家、西原理恵子ちゃんが落書きしたようにも見える、魚のおばけ、人と魚の合体、あまり色っぽくない人魚、みたいなルックス。
     疫病が流行ったら、私の姿を描いて皆に見せよ。といって、海だか川だかに消えたという。猛烈な勢いでアマビエの絵はネットを駆け巡り、様々なグッズが作られた。

     しかし、よく読めばアマビエったら、思わせぶりというか、無責任というか。絵姿を見せろというだけで、見せたら感染が止む、治る、とは一言もいってないのだよ。

     いやほんま、アマビエ的なものや人は、コロナウィルスほどではないが蔓延してないか。具体的なことはごまかし、ほのめかすだけ、というか。
     期待だけ持たせて、後は知らないよ~、あんたが勘違いしただけ、と逃げるとか。

     でも得体の知れない妖怪だろうが、すがりたくなる、信じたくなるときはあるよね。
     怪しげだからこそ、だまされるってこともあるし。アマビエで心がちょっとでも浮き立ったり、気がまぎれたら、それでいいじゃないか、とも思えるし。

     という、アマビエ的なものや人について考えてみる六月。新型肺炎が六月にはすべて終わり、アマビエがいるかもしれない海や川に遊びに行きたいな、と願いを込めてみる。

                        ※

     
  • 第251回 アマビエ的なものや人のウラガワ(2)

    2020-06-30 21:30
    194pt

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第251回 アマビエ的なものや人のウラガワ(2)

    ◆もくじ◆

    ・アマビエ的なものや人のウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     『凶鳴怪談』が竹書房から発売
     『業苦 忌まわ昔(弐)』が角川ホラー文庫から発売
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中

     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    年末年始にシンガポールにいたときは、
    まさかこんな状態になるとは思いもよらなかった新型コロナ。

    降ってわいたようなブームとなった「アマビエ」。
    しかしアマビエは、「姿を描いて皆に見せなさい」とはいったものの、
    それで疫病が治まる、とはいっていないのだ。

    アマビエ的な人もいるもので、
    岡山の知り合いの幸村くん(仮名)は、美女の画像をツイッターのアイコンにしていたが……。


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    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~18年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ
    4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ
    5月「働くということについて考えたウラガワ
    6月「私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ
    7月「芸事業界の人たちの願いごとのウラガワ
    8月「怖さひかえめな怖い話のウラガワ
    9月「まだ挽回できるかどうか気になるウラガワ
    10月「なぜか惹かれる未解決事件のウラガワ
    11月「今頃になってわかってきた出来事のウラガワ
    12月「とりあえず終えたかな、というウラガワ
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     去年のクリスマスから今年の一の半ばまでシンガポールにいたのだが、その頃はまだ新型肺炎の話はあまり出ていなかった。空港の雰囲気もいつも通りだったし、帰国後は新年会も普通に楽しみ、テレビのロケで芸人さんとかなりの濃厚接触もしていた。

     医療関係者のがんばり、みんなの団結などなどで、終息には向かっているが。まさか六月になるまで完全に安心するのは早すぎる、となるとは予想できなかった。

     さて、六月といえば例年なら水辺で遊びたくなる季節に突入しているのに。何かまだいろいろと、躊躇いがある。そして水辺といえば、例のアマビエ出没の場だ。

     我が国だけに、降ってわいたようなブームとなってしまった、不思議な妖怪。あまり色気のない人魚みたいな姿で、
    「疫病が流行ったら、私の姿を描いて皆に見せなさい」
     などといったと文献にあり、いい伝えられている。それで、たちまち疫病に効く神様のような扱いになってしまった。が、ちょっと待てよ、と首を傾げる人達もいる。

     アマビエは一言も、疫病が治まるとはいってないのだ。見せろ、といってるだけで。

     こういうの、世の中にいっぱいあるよな、としみじみする。悪いようにしないから、みたいなことだけいって、具体的なことは何もしてくれないとかね。

     だから今月は、アマビエ的なものや人を書いている。今回は、私から見ればアマビエみたいな美女の画像をアイコンとしてツイッターを始めた、岡山の幸村くんの続編だ。

     
  • 第250回 アマビエ的なものや人のウラガワ(1)

    2020-06-30 20:30
    194pt

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第250回 アマビエ的なものや人のウラガワ(1)

    ◆もくじ◆

    ・アマビエ的なものや人のウラガワ(1)

    ・最近の志麻子さん 
     『凶鳴怪談』が竹書房から発売
     『業苦 忌まわ昔(弐)』が角川ホラー文庫から発売
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中

     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    新型コロナの影響で、一気に有名になった「アマビエ」。
    疫病収束の願いも込めて今月は、アマビエ的なもの、人をテーマにお届け。

    岡山の知り合いの幸村くん(仮名)は、もともとは大人しい子だったが、
    年を経てツイッターで活躍するようになり……。


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    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~18年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ
    4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ
    5月「働くということについて考えたウラガワ
    6月「私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ
    7月「芸事業界の人たちの願いごとのウラガワ
    8月「怖さひかえめな怖い話のウラガワ
    9月「まだ挽回できるかどうか気になるウラガワ
    10月「なぜか惹かれる未解決事件のウラガワ
    11月「今頃になってわかってきた出来事のウラガワ
    12月「とりあえず終えたかな、というウラガワ
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     五十五年も生きてきて、本当にこんなの初めての経験だわ。新型肺炎、コロナウィルス、感染者、自粛、入国禁止、ロックダウン……。初めて聞く言葉に、初めての事態。
     なんとか皆さんの頑張りで、いっときの危険なピークは過ぎて落ち着きつつあるものの、今月だってまだまだ油断はならない。

     海や川、湖といった水のある所に遊びに行きたい季節になったのに、まだ躊躇いはある。
     そのような所に行けば、これまたこの感染症の蔓延によって知れ渡った、あの妖怪に会えそうな気もする。

    「疫病が流行ったら、私の絵を描いて見せなさい」
     アマビエという、長い髪とくちばしがあって、足だか尾鰭だかが三つに分かれている人魚のような妖怪は、かなり昔から言い伝えや文献にあったし、水木しげる先生の作品などにも登場していたが。
     かなりマイナーな、知る人ぞ知る存在だったわけよ。正直、私も今回のことで初めて知った気がする。疫病に効く、ということで一気に知れ渡り、競ってイラストが描かれたり、様々なグッズとして商品化された。

     祈りの中に遊び心もあって、私も自粛期間中に家でアマビエのコスプレしたりイラスト描いたりして、気晴らししてた。

     とはいえ疑問に思う人、首を傾げる一派も当然いた。それはアマビエが、絵を描いて見せなさい、としかいってないから。

     見せたらたちどころに疫病は治まるとか、感染しても助かるとか、一言もいってないのよ。そこんとこに、もやもやするのはわかる。

     アマビエでなくても、ほのめかしたり匂わせるだけ、とか。期待や希望を持たせるようなことをいっておいて、具体的なことは何一つしてくれないとか。今すぐ、必ず、きっと、といいながら、ずーっと引っ張る人もいるよね。

     新型肺炎、徐々に落ち着いてはきたけど、それは医療関係者の尽力、みんなの努力、といった、それこそ具体的なものに裏打ちされているわけで。
     もしかしたら、アマビエの御利益もあり、霊験あらたかだったのかもしれないけどね。

     そんなわけで今月は、今月こそ収束を、六月で終わりにして、という願いを込め、祈りを捧げつつ、アマビエ的なもの、人をテーマにしてみたい。

     例によって全編に渡り、出てくる人の名前はみんな仮名。個人特定、場所推定を避けるため、微妙に背景や舞台を脚色してあるのもおことわりしておく。

                        ※

     岡山の知り合いの幸村くんは、一回りほど年下だ。中学校まではすべてにおいて目立たない大人しい子で、ゆえに良い子だと思われていた。

     しかし、不良であること、ワル、ヤンチャであることがカッコイイ、イケてる、カーストの上位という高校に進んでしまったため、大人しくスポーツも苦手で見た目も小柄で気弱そうなので、たちまちいじめられるようになった。