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  • 第213回 働くということについて考えたウラガワ(3)

    2019-05-31 23:00
    190pt

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第213回 働くということについて考えたウラガワ(3)

    ◆もくじ◆

    働くということについて考えたウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん 
     岩井志麻子と行くタイツアー 参加者募集中
     6月に角川ホラー文庫より『忌まわ昔』発売予定
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    労働と労働者について考えをめぐらす岩井さん。

    同世代のお笑い芸人に久しぶりに会ったら、ちょっと落ち込んでいるという。
    知り合いの芸人の様子に、彼のほうが「プロ」だと引け目を感じたそうだが、その理由は……。

    以前から登場しているゲイの千鳥先生。岩井さんを含めて3人での旅行の計画が持ち上がったが、ウリセンの男の子が一緒に来たいと言っているそうで……。


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~17年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2018年1月「命や生きることについて考えたウラガワ
    2月「人はなかなか変わらないのウラガワ
    3月「きれいに卒業できない女たちのウラガワ
    4月「新たな出会いの不気味なウラガワ
    5月「良い季節でも人は病むウラガワ
    6月「『有名な男の女』だった二人のウラガワ
    7月「怪談の季節! ゾッとする実話なウラガワ
    8月「嘘と本当のあわいの怖い話のウラガワ
    9月「大人になりきれない人達のウラガワ
    10月「ベトナム旅行チン道中のウラガワ
    11月「しみじみしんみりな出来事のウラガワ
    12月「来年まで引きずりそうなアノ人のウラガワ
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ
    4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     五月はけっこう祭日、祝日があるけど、1日のメーデーはカレンダーに記されてない。
     労働者の祭典だよ。ほとんどの人が労働者なんだからね、といいつつ、私も好きなことして金もらえていいなぁ、みたいに見られがち。いや、プロのイロモノも大変なのよ。

     というわけで、私なりに労働と労働者について考えてきた今月だった。締めくくりには、何人かに登場願う。皆さんすべて仮名で、職業や経歴なども多少の脚色をしてある。

                        ※

     同世代の笑多郎はある地方を拠点にした芸人で、全国区の知名度はないものの、ローカルテレビにいくつかレギュラーを持ち、舞台もそこそこ客が入っている。高校時代からの付き合いの奥さんがいて、子どもは二人とも大学生。

     そこそこ男前で年齢の割にすらっとしていて、癖のない温厚な性質で業界からの信用も厚い。本人もギンギンに野心はなく、現状維持できたらいいよと笑っている。

     そんな彼と久しぶりに会ったら、今ちょっと落ち込んでいるなどというではないか。

    「志麻子さんは、白杉って芸人を……知ってるわけないよね。一目見たら、けっこう引くと思うよ。昼間から酒飲んで、道端で寝てるような雰囲気のオッサンだから。

     
  • 第212回 働くということについて考えたウラガワ(2)

    2019-05-31 19:00
    190pt

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第212回 働くということについて考えたウラガワ(2)

    ◆もくじ◆

    働くということについて考えたウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     岩井志麻子と行くタイツアー 参加者募集中
     6月に角川ホラー文庫より『忌まわ昔』発売予定
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    五十代近いチャラ男の元気くん(仮名)は、自分に釣り合う恋愛対象の女性は二十代だと思い込んでいる。とはいえ現実にはなかな相手にしてもらえない。
    クラブやキャバで遊んでいたのだが、最近はマッチングアプリにはまっている様子。
    それは「パパ活」なのではないか!?


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    2月「人はなかなか変わらないのウラガワ
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    4月「新たな出会いの不気味なウラガワ
    5月「良い季節でも人は病むウラガワ
    6月「『有名な男の女』だった二人のウラガワ
    7月「怪談の季節! ゾッとする実話なウラガワ
    8月「嘘と本当のあわいの怖い話のウラガワ
    9月「大人になりきれない人達のウラガワ
    10月「ベトナム旅行チン道中のウラガワ
    11月「しみじみしんみりな出来事のウラガワ
    12月「来年まで引きずりそうなアノ人のウラガワ
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ
    4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ


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    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     私も一応は労働者なんだけど、仕事がこういう文章書きと、着ぐるみでテレビに出てド・シモネタとかいってるもんだから、趣味で金もらってるようにも見られてしまう。

     いや違います。過酷な重労働に喘いでいます、という気もないが。五月はいろんな祝日、祭日があっても、世界的なものといえばいえば労働者の祭典メーデーなんで、今月は私なりに働くこと、働く人について考えている。

                        ※

     某地方の企業の三代目坊っちゃんである元気くん(彼も含め、登場人物はすべて仮名)は、五十近いのに真っ黒に人工日焼けしているチャラ男だ。

     悪い人ではない、どころか、とっても愛嬌ある純ないい奴なんだけど、どうにもチャラすぎる。今も二十代気分でいて、こんなふうにいっている。
    「もうちょっとして大人になったら落ち着いて、仕事もがんばるし家庭も持つ」

     もうちょっとしたら大人じゃなく老人になるだろっ、とは誰も突っ込めない。
     そんなだから元気くんは、二十代の女にしか興味がない。というより、自分に釣り合うのは二十代女性だと思いこんでいる。

     とはいえ現実には彼女らからすれば父親くらいの年齢なわけで、いかに彼が金持ちの息子といえど、真剣な交際相手や結婚相手としては見られない。

     元気くんも、とことん現実が見えない勘違いおバカさんではないから、まったく彼に対してその気持がない若いOLや女子大生をつけ回す、強引に迫るような真似はしない。
     もっぱら、クラブやキャバで遊んでいるわけだ。そこにいる若い女性達は、接客のプロ
    であり、疑似恋愛を職業としている。
     当ったり前だが彼女らは詐欺師でも泥棒でもなく、正当なお給料と引き換えにサービス
    を提供している立派な労働者であるよ。

     もちろん、元気くんもそれをわかっていて楽しんでいたのだが。最近になって、
    「もう、あんな金目当てのプロ達は要らない。真剣につき合ってくれる子を探してる」
     などといい出した。てっきり、真面目なお見合いに励んだり、大手の結婚相談所にでも入会したかと思ったら。若い女の子とオジサンのマッチングアプリにハマッていた。

    「本当に若くて可愛い、いい大学を出ていい会社にも勤めてるいいとこのお嬢さんと会えて、もちろんデート代はこっちが全部出すんだけど、普通の交際ができるんだ」
     などという。いや、それって要するにパパ活ってやつでしょ。若い女の子が、完璧にお金目当てでオッサンと付き合うという。はっきり、そういってやったら。

    「いや、違う。彼女らは贅沢もしたいし、高いものも買ってほしいんだけど。地位と金のある男と知り合っていろんな指導も受けて未知のことを学び、大人の洗練された世界にも連れていってもらって自分も向上したい、真面目な子達なんだ」

     
  • 第211回 働くということについて考えたウラガワ(1)

    2019-05-31 15:00
    190pt

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第211回 
    働くということについて考えたウラガワ(1)

    ◆もくじ◆

    働くということについて考えたウラガワ(1)

    ・最近の志麻子さん 
     岩井志麻子と行くタイツアー 参加者募集中
     6月に角川ホラー文庫より『忌まわ昔』発売予定
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    「働くこと」について考えた岩井さん。
    同世代の恵里衣は女優でシズカは歌手(ともに仮名)。この二人はどちらが芸能人として勝ちなのか、思いをめぐらせてみる。
    恵里衣はかつて一世を風靡したスターと言ってよい存在だが、あるとき……。
    シズカは無名の地方OLだったが、あるとき芸能事務所の社長に気に入られ……。


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    4月「新たな出会いの不気味なウラガワ
    5月「良い季節でも人は病むウラガワ
    6月「『有名な男の女』だった二人のウラガワ
    7月「怪談の季節! ゾッとする実話なウラガワ
    8月「嘘と本当のあわいの怖い話のウラガワ
    9月「大人になりきれない人達のウラガワ
    10月「ベトナム旅行チン道中のウラガワ
    11月「しみじみしんみりな出来事のウラガワ
    12月「来年まで引きずりそうなアノ人のウラガワ
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ
    4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ


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    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===


     五月といえば、子どもの日か母の日をまずは思い浮かべる人が大半だろう。あまり、なんたってメーデー!と答える人はいないような。

     いやしかし大事な記念日よ、労働者の祭典は。たいていの人は労働者であり、労働の経験があんだから。というわけで今月は、改めて働くこと、働く人について私なりに考えてみた。例によって全編、登場人物はすべて仮名の上、設定など多少の変更をしてある。

                        ※

     同い年ではなく、同世代。っていうと、どのくらいの歳の差を指すのか。
     人によって感覚が微妙に違うが、だいたいが自分を基準にして上下二歳~五歳の開きか。同い年と同世代を同じに扱い、一歳でも違ったら同世代じゃないという人もいる。

     私もなんとなく、上下ともに二歳違いまでが同世代だ。中学、高校で一年生と三年生は、同じ時期に同じ空間にいたことになるから。あと、妹が二歳下というのもあるか。

     となれば、増原恵里衣と美馬シズカと私は同世代だ。そして、同じ業界かというとこれも微妙な感じになる。恵里衣は女優、シズカは歌手、私は作家だがタレントの肩書もある。
     まったく職種が違うともいえるし、大きく芸能界というくくりでは同じ業界だ。

     イロモノの私はさておき、恵里衣とシズカは勝手に私の中で競い合う女達となり、対比させる存在となり、何やらしみじみとさせてくれる一方的な仲間だ。

     芸能人って何だろう、芸能界の仕事って何だろう、芸能人の成功とは何を指すのか、結局この二人はどちらが芸能人として勝ちなのか、そしてそれはそのまま女としての勝ちにもなるのか、などなど、二人が最適な見本となる。

     恵里衣はかつて、一世を風靡したといっていい。私は同世代とはいえ、何もかもがかけ離れた遠い星、まさにスターだった。

     都内の名門校に在学中、大手芸能事務所にスカウトされた。瞬く間に大作の主演女優となり、ドラマや雑誌、CМで見ない日はないようになった。
     八十年代を代表する芸能人であることに、同世代で異論を挟む人はいない。

     恵里衣は仕事も華やかだったが、恋多き女としても知られ、これまた当時を代表するイケメンの芸能人有名人と次々に噂になった。これまた同世代の女の子がみんな憧れた男性ばかりで、もはや嫉妬すらできなかった。

     とうてい自分なんか太刀打ちできない有名美女だと、もはや応援し憧れるしかない。

     そのときシズカは何をしていたかというと、まったく無名の地方のOLだった。その頃から芸能界を夢見ていたのかもしれないが、世間的には田舎町の普通の子だった。家庭環境も普通、容姿にも目立つところはない。

     家族も周りも、そのままシズカはいろんな意味でお似合いの相手と結婚し、平凡だけれど堅実な家庭を築いていくのだろうと思っていた。