「JRDB鈴木永人・Nさんの日記」
菊池:JRDB鈴木永人さんによる競馬日記です。今週もよろしくお願いします。
鈴木:はい、よろしく。
菊池:エイシンヒカリがフランスのイスパーン賞を勝ちました。
鈴木:それも10馬身差の圧勝だもんな。
菊池:はい。道悪でかなり重い馬場。2番手からの競馬だっただけに驚きました。
鈴木:豊に乗り替わってから溜めて逃げる競馬を積み重ねてきたので、
ようやく馬が番手でも力を抜くということを覚えてくれた結果だと思う。
菊池:精神面でも逞しくなってきましたね。
鈴木:相手がどのくらいの力なのか?を知らないんだけど、それにしても10馬身差は凄いよなぁ。
菊池:昨年のフランスダービー馬ニューベイや、
ジャパンCにも来た凱旋門賞5着馬のイラプトらが出走していました。
レースの位置付けとしては日本で言う毎日王冠や大阪杯のような、
シーズンの入口にある“格と歴史あるレース”みたいなイメージのようです。
鈴木:弱いものイジメしたわけではないってことだ。よほどフランスの馬場が合ってるのかも。
菊池:次はアスコットのプリンス・オブ・ウェールズSに挑戦するそうです。
順調に行って欲しいですね。
鈴木:そうだね。このまま凱旋門賞まで滞在するのかな?
ラニが米国で走ったり、今はいろんな選択肢があるからいいよな。
見てる側も面白い。
菊池:それでいて、国内のレースに空白感がないんですからね。
秋GⅠだって今年のハイレベル3歳世代の供給があるから、
そんなに変なことにはならないんでしょうね。
鈴木:そうだな。故障する馬が多くなければいいけど。
菊池:身近な話題に戻りますが。春の新潟開催、お疲れ様でした。
鈴木:マジで疲れたヨ。表現するとしたら7週間息継ぎ無しで潜水し続ける感じ?
菊池:おぉ…。いや、それもう水死体じゃないですか(汗)
イルカですら息継ぎするのに。
鈴木:7日間休みなしというのはやっぱ考えないと駄目かも(笑)。
菊池:集中力の要る仕事ですもんね。
同時に赤木さんの鉄人ぶりが際立つコメントでもありますが。
ところで、今年の春は難しかったように感じたのですが、
現場の実感としてはいかがでした?
鈴木:春の福島は難解なのはわかってたけど、新潟も結構難しいレースは多かったかな。
菊池:ですよね。
鈴木:ただピンポイントで美味しいレースがあって、
例えば日曜1Rのアデレードヒルなんかがそんなレース。
前日で「ここに馬券が落ちてそうだ」という見立てがあって、
実際、パドックで追いつけたというレース。
菊池:あー、そうそう!単勝40倍ね!お見事でしたね!
<「必勝・競ナマ前日コラム」より>
<↓ JRDB直前情報(会員サイト内)>
鈴木:3場ともそうだけど、春の競馬で全部戦って勝つなんてあり得ないので、
どこまでレースを絞り込んでおいて配当が納得できるところだけ
買っていくみたいな戦略は必要なんじゃないかな。
菊池:そういうことですね。そして、そういうレースが少ない時期は忍耐。
さて、しばらくは関東主場めぐりになりますね。
鈴木:ホっとしてる(笑)。
競馬BroadViewの適性コメントを全レース分、
3カ月間蓄積してきたものがようやく揃ってきたので、
それを駆使して狙いのレースを選別していこうと思ってる。
現場行く時もそれに合わせて動く感じかね。
あとは来週から3歳馬が合流するし、新馬戦も始まるので楽しみは多いよね。
菊池:ですね!さて、競馬の世界は年度替りとも言える、ダービー週を迎えました!
まずは、ストックホースから。
■:『ストックホース』のページ
~パドックから見た、今後条件付きで狙える馬~
菊池:週ごとに、鈴木さんがパドックで見た馬の中で、
今後条件が合えば活躍できそうな馬。
まずは、ここから聞いていきましょう。
鈴木:今回の2頭は良いんじゃない?
菊池:複数回、馬券になりそうな匂いがプンプン…。