「JRDB鈴木永人・Nさんの日記」
菊池:JRDB鈴木永人さんによる競馬日記です。今週もよろしくお願いします。
鈴木:はい、よろしく。
菊池:ヴィクトリアマイルはGⅠの3連単最高配当が出た大波乱の決着でした。
鈴木:時計が出る馬場状態にも関わらず、後続がリードを許し過ぎたよね。
ヌーヴォレコルトなんかも抑えずに馬なりで行かせてしまえば問題ないんだけど
「溜めれば溜めただけキレる」みたいな幻想がいまだにあるみたいだよナ。
ほとんどの馬が脚を余してたよね。
菊池:例年のヴィクトリアマイルとは異なる流れでしたね。
鈴木:ツイートでも書いたんだけど、馬場が良いマイル戦ならOP馬は
みんな1分32秒台で走れるくらいの走力はあるのと、
使える上がりには物理的な限界があるので、リードを2秒以上与えるというのは、
捕まえられないリスクがかなり高くなるということ。
菊池:そうですね。全体の走破時計とは対照的に、
ラップタイムで10秒を切るというのは無理ですからね。
鈴木:騎手がこういうことが分かってないと、今後も同じことは繰り返されるだろうね。
菊池:主犯のミナレットは、3連単のJRA最高配当にも絡んでいたんですよね。
(新馬戦1着時)
鈴木:ほんとだ。人気で勝ったことがほとんど無い馬だなぁ。
勝つ時はいつも接戦で、ピンかパーみたいな結果が多いから人気にできないよネ。
菊池:パドチョクも変な感じになりましたが、競馬場はどんな空気でした?(笑)
鈴木:ほんとに、シーン…という雰囲気。
狐につままれたような感じで「何が起こった?」みたいな(笑)。
まあシラけちゃうよな~。
菊池:全国的にそうだったんだろうなぁ。
配当が出た瞬間以外に、テンションのかけようがなかったですからね。
本命サイドの騎手に、「何やってんだよ!」という気持ちにすらなりませんでしたし…。
鈴木:まぁ、さすがにこの結果までフォローするような予想をしていたら身が持たないよ。
菊池:前を向いていきましょう。では、今週もはじめていきますか。
1:『ストックホース』のページ
~パドックから見た、今後条件付きで狙える馬~
菊池:週ごとに、鈴木さんがパドックで見た馬の中で、
今後条件が合えば活躍できそうな馬。
まずは、ここから聞いていきましょう。
鈴木:今週はちょっと多いよ。