2004年 ツアー・オブ・ジャパン 大阪ステージ

今回からは2004年の第8回大会になります。
(2003年はSARSの影響で開催中止になっています。)

■日程
5.23(日)大阪ステージ 堺市新日鉄内特別周回コース 96.80km
5.24(月)奈良ステージ 東大寺大仏殿前〜布目ダム周回コース 146.20km
5.26(水)修善寺ステージ 日本サイクルスポーツセンター特別周回コース 120.00km
5.28(金)茂木ステージ ツインリンクもてぎ周回コース 148.56km
5.29(土)宇都宮ステージ 宇都宮森林公園周辺周回コース 154.50km
5.30(日)東京ステージ 日比谷シティ〜大井埠頭周回コース 149.10km

この年から写真の資料が今までに比べて豊富に残されていますので、少し多めに紹介して行きたいと思います。

2004年の大阪ステージは、国際サイクルロードレースの時代から続いていた堺市泉北周回コースが使用できず、堺市の新日鉄敷地内の特別周回コースが使用されました。
1周4.40kmのコースを22周するクリテリウムとして行われたようです。

このステージは、チームNIPPOのマリウス・ヴィズィアック選手が優勝しています。

■栗村コメント
2004年大会……。
いろいろな意味で歴史的な大会となりました。

まず前年の大会がSARSの影響で開催中止になり、屋外型スポーツイベントの脆さを露呈することになりました。この頃の大会事務局の状況などは詳しく知りませんが、大会に向けての準備はかなり前から進められることから、多くの“無駄”になってしまった“資金”が生じたのは間違いありません。直前の開催中止リスクというのは、今の時代も変わらず存在し続けています。

またコースが変更となったこの年の大阪ステージは、それまでの泉北周回コースと比べると、ほぼ“無観客レース”状態となっていました。現在、UCIルールで周回コースの1周の距離は10km以上と定められていますが、この頃は4.4kmも実施可能でした。

2004年 ツアー・オブ・ジャパン 大阪ステージ

2004年 ツアー・オブ・ジャパン 大阪ステージ優勝 マリウス・ヴィズィアック選手(チームNIPPO)
■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。