第28回 セントウルＳ（Ｇ２）
９月14日（日） 阪神競馬場 芝1200ｍ
サマースプリントシリーズの最終戦となるセントウルＳ。以前はＧ１まで間がある時期のＧ３競走だったが、00年にスプリンターズＳが現在の時期に繰り上げられてからは、その前哨戦として重要な一戦へと変貌。同年のダイタクヤマトを皮切りに、ビリーヴやデュランダル、ロードカナロアなどがこのレースをステップに、スプリンターズＳを制している。また、06年からはサマー2000シリーズの最終戦に指定されるとともに、Ｇ２へと格上げ。以来、シリーズチャンピオン８頭のうち６頭（１着は５頭）が、このレースでポイントを加算して王座に就いている。そんなセントウルＳの過去の傾向を見てみよう。
Check１
１、２番人気は安定した成績
１番人気は【2.3.3.2】複勝率80.0％と非常に安定しており、２番人気も【2.3.1.4】同60.0％と上々の成績。この１、２番人気が揃って馬券圏外に敗れたのは08年のみ。逆に10回のうち６回は１、２番人気ともに３着以内に入っている。一方、人気薄では６番人気以下が７頭好走しているが、うち６頭は07、08、12年の３年間に集中。荒れるとみれば人気薄２頭が来るパターンも考えたい。
【人気別成績（過去10年）】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 2-3-3-2 20.0% 50.0% 80.0%
2 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
3 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
4 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
5 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
6 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
8 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
9 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11～ 1-1-2-43 2.1% 4.3% 8.5%
Check２
牝馬がリード、Ｇ２昇格後は８年で６勝
性別では、牡・セン馬が【4.8.7.82】連対率11.9％、牝馬が【6.2.3.35】同17.4％で、牝馬がやや優勢。昨年こそ牡馬が上位を独占したものの、Ｇ２昇格後の８年にかぎれば牝馬６勝、牡馬２勝と、特に牝馬の勝ち馬が多く出ている。牡・セン馬では、４歳馬が【2.2.3.12】で連対率21.1％、複勝率36.8％の好成績だ。
【性齢別成績（過去10年）】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン ３歳 1-1-1-13 6.3% 12.5% 18.8%
４歳 2-2-3-12 10.5% 21.1% 36.8%
５歳 1-2-1-17 4.8% 14.3% 19.0%
６歳 0-1-1-24 0.0% 3.8% 7.7%
７歳以上 0-2-1-16 0.0% 10.5% 15.8%
全 4-8-7-82 4.0% 11.9% 18.8%
牝馬 ３歳 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
４歳 2-0-0-9 18.2% 18.2% 18.2%
５歳 2-1-2-14 10.5% 15.8% 26.3%
６歳 1-0-1-6 12.5% 12.5% 25.0%
７歳以上 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
全 6-2-3-35 13.0% 17.4% 23.9%
Check３
２枠以外の内枠は苦戦
中京競馬場で代替された06年を除く９回の枠番別成績を見ると、５～８枠が６勝に対し、１～４枠は３勝止まり。その３勝はすべて２枠の馬が記録しており、内枠でも特に１、３、４枠は勝ち馬なしの苦戦傾向だ。逆に外枠では７枠が【0.1.0.17】とひと息に終わっている。なお、２枠の３勝は、07年サンアディユ、08年カノヤザクラ、12年エピセアロームとすべて牝馬が挙げている。
【枠番別成績（過去10年・阪神９回）】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率 牝馬
1 0-1-0-11 0.0% 8.3% 8.3% 0-0-0-2
2 3-0-1-11 20.0% 20.0% 26.7% 3-0-0-3
3 0-1-1-13 0.0% 6.7% 13.3% 0-0-1-6
4 0-2-1-13 0.0% 12.5% 18.8% 0-2-0-4
5 2-1-1-13 11.8% 17.6% 23.5% 1-0-0-5
6 1-2-2-13 5.6% 16.7% 27.8% 0-0-0-3
7 0-1-0-17 0.0% 5.6% 5.6% 0-0-0-3
8 3-1-3-11 16.7% 22.2% 38.9% 1-0-2-5
1～4 3-4-3-48 5.2% 12.1% 17.2% 3-2-1-15
5～8 6-5-6-54 8.5% 15.5% 23.9% 2-0-2-16
Check４
勝ち馬はサマースプリントシリーズ組から
06年のサマースプリントシリーズ創設と、このレースのＧ２昇格以降、優勝馬は北九州記念組が４頭、アイビスＳＤ組が３頭、そしてキーンランドＣが１頭。８頭すべてサマースプリントシリーズ組から出ており、まず１着候補はこの中から選びたい。
特に出走馬の多い北九州記念組は、連対馬５頭中４頭が牝馬。また、前走連対馬の連続連対はなく、今回３番人気以内の馬は１頭だけと、あまり前走成績や人気が信頼できない結果が出ている。
北九州記念以外の組の連対馬を見ると、08年のシンボリグラン以外は５番人気以内の人気馬で、11頭中８頭は３番人気以内。また、11頭中９頭は前走３着以内（８頭が２着以内）と、北九州記念組の連対馬とはまったく違った傾向だ。
【北九州記念組の連対馬（過去８年）】
年 馬名 性齢 斤量 人気 着順 前走 ハンデ 人気 着順
07 サンアディユ 牝5 55 11 1 北九州記念 54 5 7
カノヤザクラ 牝3 53 7 2 50 3 5
10 ダッシャーゴーゴー 牡3 55 4 1 54 2 11
11 エーシンヴァーゴウ 牝4 55 2 1 55.5 1 3
12 エピセアローム 牝3 52 6 1 52 6 3
【前走北九州記念以外の連対馬（過去８年）】
年 馬名 人気 着順 前走 人気 着順
06 シーイズトウショウ 1 1 キーンランドＣ 1 2
テイクオーバーター 2 2 英国Ｇ１ 7
08 カノヤザクラ 3 1 アイビスＳＤ 2 1
シンボリグラン 11 2 キーンランドＣ 8 6
09 アルティマトゥーレ 5 1 アイビスＳＤ 2 3
スリープレスナイト 1 2 高松宮記念 1 2
10 グリーンバーディー 2 2 シンガポールＧ１ 1
11 ラッキーナイン 5 2 香港Ｇ１ 2
12 ロードカナロア 1 2 函館スプリントＳ 1 2
13 ハクサンムーン 2 1 アイビスＳＤ 1 1
ロードカナロア 1 2 安田記念 1 1
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９月14日（日） 阪神競馬場 芝1200ｍ
サマースプリントシリーズの最終戦となるセントウルＳ。以前はＧ１まで間がある時期のＧ３競走だったが、00年にスプリンターズＳが現在の時期に繰り上げられてからは、その前哨戦として重要な一戦へと変貌。同年のダイタクヤマトを皮切りに、ビリーヴやデュランダル、ロードカナロアなどがこのレースをステップに、スプリンターズＳを制している。また、06年からはサマー2000シリーズの最終戦に指定されるとともに、Ｇ２へと格上げ。以来、シリーズチャンピオン８頭のうち６頭（１着は５頭）が、このレースでポイントを加算して王座に就いている。そんなセントウルＳの過去の傾向を見てみよう。
Check１
１、２番人気は安定した成績
１番人気は【2.3.3.2】複勝率80.0％と非常に安定しており、２番人気も【2.3.1.4】同60.0％と上々の成績。この１、２番人気が揃って馬券圏外に敗れたのは08年のみ。逆に10回のうち６回は１、２番人気ともに３着以内に入っている。一方、人気薄では６番人気以下が７頭好走しているが、うち６頭は07、08、12年の３年間に集中。荒れるとみれば人気薄２頭が来るパターンも考えたい。
【人気別成績（過去10年）】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 2-3-3-2 20.0% 50.0% 80.0%
2 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
3 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
4 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
5 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
6 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
8 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
9 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11～ 1-1-2-43 2.1% 4.3% 8.5%
Check２
牝馬がリード、Ｇ２昇格後は８年で６勝
性別では、牡・セン馬が【4.8.7.82】連対率11.9％、牝馬が【6.2.3.35】同17.4％で、牝馬がやや優勢。昨年こそ牡馬が上位を独占したものの、Ｇ２昇格後の８年にかぎれば牝馬６勝、牡馬２勝と、特に牝馬の勝ち馬が多く出ている。牡・セン馬では、４歳馬が【2.2.3.12】で連対率21.1％、複勝率36.8％の好成績だ。
【性齢別成績（過去10年）】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン ３歳 1-1-1-13 6.3% 12.5% 18.8%
４歳 2-2-3-12 10.5% 21.1% 36.8%
５歳 1-2-1-17 4.8% 14.3% 19.0%
６歳 0-1-1-24 0.0% 3.8% 7.7%
７歳以上 0-2-1-16 0.0% 10.5% 15.8%
全 4-8-7-82 4.0% 11.9% 18.8%
牝馬 ３歳 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
４歳 2-0-0-9 18.2% 18.2% 18.2%
５歳 2-1-2-14 10.5% 15.8% 26.3%
６歳 1-0-1-6 12.5% 12.5% 25.0%
７歳以上 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
全 6-2-3-35 13.0% 17.4% 23.9%
Check３
２枠以外の内枠は苦戦
中京競馬場で代替された06年を除く９回の枠番別成績を見ると、５～８枠が６勝に対し、１～４枠は３勝止まり。その３勝はすべて２枠の馬が記録しており、内枠でも特に１、３、４枠は勝ち馬なしの苦戦傾向だ。逆に外枠では７枠が【0.1.0.17】とひと息に終わっている。なお、２枠の３勝は、07年サンアディユ、08年カノヤザクラ、12年エピセアロームとすべて牝馬が挙げている。
【枠番別成績（過去10年・阪神９回）】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率 牝馬
1 0-1-0-11 0.0% 8.3% 8.3% 0-0-0-2
2 3-0-1-11 20.0% 20.0% 26.7% 3-0-0-3
3 0-1-1-13 0.0% 6.7% 13.3% 0-0-1-6
4 0-2-1-13 0.0% 12.5% 18.8% 0-2-0-4
5 2-1-1-13 11.8% 17.6% 23.5% 1-0-0-5
6 1-2-2-13 5.6% 16.7% 27.8% 0-0-0-3
7 0-1-0-17 0.0% 5.6% 5.6% 0-0-0-3
8 3-1-3-11 16.7% 22.2% 38.9% 1-0-2-5
1～4 3-4-3-48 5.2% 12.1% 17.2% 3-2-1-15
5～8 6-5-6-54 8.5% 15.5% 23.9% 2-0-2-16
Check４
勝ち馬はサマースプリントシリーズ組から
06年のサマースプリントシリーズ創設と、このレースのＧ２昇格以降、優勝馬は北九州記念組が４頭、アイビスＳＤ組が３頭、そしてキーンランドＣが１頭。８頭すべてサマースプリントシリーズ組から出ており、まず１着候補はこの中から選びたい。
特に出走馬の多い北九州記念組は、連対馬５頭中４頭が牝馬。また、前走連対馬の連続連対はなく、今回３番人気以内の馬は１頭だけと、あまり前走成績や人気が信頼できない結果が出ている。
北九州記念以外の組の連対馬を見ると、08年のシンボリグラン以外は５番人気以内の人気馬で、11頭中８頭は３番人気以内。また、11頭中９頭は前走３着以内（８頭が２着以内）と、北九州記念組の連対馬とはまったく違った傾向だ。
【北九州記念組の連対馬（過去８年）】
年 馬名 性齢 斤量 人気 着順 前走 ハンデ 人気 着順
07 サンアディユ 牝5 55 11 1 北九州記念 54 5 7
カノヤザクラ 牝3 53 7 2 50 3 5
10 ダッシャーゴーゴー 牡3 55 4 1 54 2 11
11 エーシンヴァーゴウ 牝4 55 2 1 55.5 1 3
12 エピセアローム 牝3 52 6 1 52 6 3
【前走北九州記念以外の連対馬（過去８年）】
年 馬名 人気 着順 前走 人気 着順
06 シーイズトウショウ 1 1 キーンランドＣ 1 2
テイクオーバーター 2 2 英国Ｇ１ 7
08 カノヤザクラ 3 1 アイビスＳＤ 2 1
シンボリグラン 11 2 キーンランドＣ 8 6
09 アルティマトゥーレ 5 1 アイビスＳＤ 2 3
スリープレスナイト 1 2 高松宮記念 1 2
10 グリーンバーディー 2 2 シンガポールＧ１ 1
11 ラッキーナイン 5 2 香港Ｇ１ 2
12 ロードカナロア 1 2 函館スプリントＳ 1 2
13 ハクサンムーン 2 1 アイビスＳＤ 1 1
ロードカナロア 1 2 安田記念 1 1
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