第52回 弥生賞(G1)
3月8日(日) 中山競馬場 芝2000m

 本番・皐月賞と同コースで行われるトライアル競走・皐月賞。これまで数多くの皐月賞馬を輩出しており、過去10年では05年のディープインパクト、そして10年のヴィクトワールピサがこのレースと皐月賞を連勝。ほかに08年4着のキャプテントゥーレが、皐月賞では巻き返して勝利を手にしている。昨年は、優勝馬・トゥザワールドが皐月賞で2着、ハナ差2着だったワンアンドオンリーは日本ダービーを制しており、今年もクラシックへ向けて見逃せない一戦となりそうだ。そんな弥生賞の過去の傾向を見てみよう。


Check1
1番人気は安定も、人気薄に警戒
 過去10年、1番人気は【7.1.0.2】で連対率80.0%。単勝1倍台なら6頭すべて1着、2倍台以上は【1.1.0.2】と、特に断然人気に推された1番人気馬の信頼性は高い。一方、2~3番人気は各2連対、4~5番人気は各1連対と、1番人気以外の上位人気は今ひとつ。5番人気以内の馬が1~3着を占めた年は05年と昨年の2回しかない。あまり多頭数にはならない割に、ちょっとした波乱も起きるレースだ。

【人気別成績(過去10年)】    
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 7-1-0-2 70.0% 80.0% 80.0%
2 1-1-4-4 10.0% 20.0% 60.0%
3 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
4 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
5 0-1-3-6 0.0% 10.0% 40.0%
6 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
7 0-1-3-6 0.0% 10.0% 40.0%
8 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
9 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
10 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
11~ 0-0-0-24 0.0% 0.0% 0.0%

   
Check2
1~3枠の人気馬は崩れない
 枠番別の成績を見ると、1枠が複勝率27.3%、2枠が41.7%、そして3枠はなんと61.5%と、1~3枠が好成績。13頭立て以下で1~3枠は1頭しかいない年も多いが、そんな中でも中~外枠と好走馬数は互角。当然、好走確率は圧倒的に高くなる。特に1~3枠で3番人気以内に推された馬は【4.3.2.1】で複勝率は90.0%。着外のサクラメガワンダー(06年)も3着とはハナ差の4着と、まったく崩れていない。



Check3
優勝馬はキャリア5戦以内、近2走に1着あり
 過去10年の優勝馬を見ると、10頭中9頭はキャリア3~5戦。残る1頭は三冠馬・ディープインパクトの2戦で、しかも10年前の05年である。基本的には1着候補はキャリア3~5戦と考えたい。6戦以上の馬は、昨年のワンアンドオンリーなど2着は5頭を数えるものの、勝ち切るには至っていない。
 また、10頭中8頭は前走1着、残る2頭は前々走が1着だった。2~3着馬を見ても、過去5年では連敗中の馬は2頭しか好走しておらず、近2走以内に勝っていることが近年の好走条件になる。



Check4
追い切りラスト1ハロンが速い馬は危険
 パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で過去7年の追い切りを分析すると、過去7年の出走馬の追い切りを分析すると、栗東CWが【2.3.0.8】で連対率・複勝率38.5%。そして美浦南Wが【1.1.4.11】で複勝率35.3%と、東西ともWコースで追い切った馬が高複勝率を残している。
 特に美浦の南Wコース追い切り馬は、3着以内の6頭中5頭が5~7番人気と、穴馬が多く好走しているので注目したい。逆に栗東CW組は5頭中4頭が3番人気以内と、人気馬中心だ。





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