第63回 阪神大賞典(G2)
3月22日(日) 阪神競馬場 芝3000m
春の天皇賞へ向けたステップレース・阪神大賞典。現在の時期になった87年以降、メジロマックイーンやスペシャルウィーク、テイエムオペラオー、そしてディープインパクトなど、平成の多くの名馬がこのレースと天皇賞(春)を連勝している。近年はやや別路線組に押され気味で、過去5年の天皇賞馬では12年のビートブラック(阪神大賞典10着)1頭にとどまるが、本番にもっとも近い距離・3000mのステップレースとして見逃せない一戦であることに変わりはない。今年はどの馬が大一番への足がかりとするのか、過去の傾向を見てみよう。
Check1
5~6番人気も要注意
落ち着いた頭数で行われる年も多く、過去10年の好走馬はすべて6番人気以内。ただ、4番人気以内の馬が上位を独占したのは07年の1度だけ。ここ3年は連続して1、3、5番人気の組合わせで決着するなど、5~6番人気も軽視できない。ただし、5番人気以下で馬券に絡むのは各年1頭以内である。
1番人気は【3.4.2.1】。前走が有馬記念以降、かつこのレースが良~稍重馬場で行われた9回はすべて馬券に絡んでいる。重馬場の07年は、ジャパンC以来のオウケンブルースリが7着に敗退した。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 3-4-2-1 30.0% 70.0% 90.0%
2 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
3 2-1-3-4 20.0% 30.0% 60.0%
4 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
5 1-3-2-4 10.0% 40.0% 60.0%
6 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
7~ 0-0-0-52 0.0% 0.0% 0.0%
Check2
4~5歳馬が好成績
牡・セン馬の年齢別では、4~5歳が各3勝、6歳、7歳以上が各2勝と勝ち馬は分散している。ただ、6歳以上は該当馬が多い割に好走馬数が少なく、連対率・複勝率なら明らかに4歳、5歳が優勢だ。特に3番人気以内にかぎると、4歳は複勝率58.3%、5歳は70.0%と安定した結果を残している。なお、牝馬は2頭の出走で、10年に5歳のメイショウベルーガが1番人気で3着に敗退した。
Check3
前走G1なら有馬記念好走馬、G2なら凡走馬も要警戒
前走レース別では有馬記念組が【3.3.1.6】連対率46.2%と安定した成績。他のG1からの好走馬は、天皇賞(秋)12着以来のリンカーン(05年3着)のみで、G1ならほぼ有馬記念組に絞られる。この組の特徴は、有馬記念5着以内かつ今回1番人気。昨年のアドマイヤラクティ1頭が例外だが、条件をクリアしたゴールドシップに先着を許している。
一方、前走G2組(10頭中9頭が日経新春杯か京都記念)は、前走1着馬3頭に、4着以下7頭という極端な成績。掲示板外や2桁着順からの巻き替えしも見られる。有馬記念組と違い、こちらは凡走馬の巻き返しにも警戒が必要だ。なお、その他では前走G3ならダイヤモンドS、オープン特別は万葉S、そして1600万なら24~2500mで、これ以外からの好走馬は出ていない。
Check4
栗東坂路組中心、コース追いなら馬ナリを
パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で過去7年の追い切りを分析すると、、関西馬優勢の傾向もあり、美浦で追い切った馬はPコースの11年2着・コスモメドウ1頭のみ。残る20頭は栗東で、中でも坂路組が【5.2.4.24】と11頭を占める。
一方、コース追いの馬について見ると、馬ナリだった馬が【1.2.1.8】で複勝率33.3%。馬券直結とまでは言えないが、12頭中10頭が掲示板確保と安定した走りを見せており、栗東坂路組以外なら、馬ナリで調整された馬に注目したい。
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