• このエントリーをはてなブックマークに追加
今週の重賞データチェック! 秋華賞(G1)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

今週の重賞データチェック! 秋華賞(G1)

2015-10-13 13:49
    第20回 秋華賞(G1)
    10月18日(日) 京都競馬場 芝2000m

     牝馬三冠のラストを飾る秋華賞。過去10年では10年のアパパネ、そして12年のジェンティルドンナが牝馬三冠を手中にしている。ただ、現3歳世代の牝馬では、阪神JFがショウナンアデラ、桜花賞がレッツゴードンキ、そしてオークスがミッキークイーンとG1の勝ち馬が分かれた。そしてこの秋華賞には、桜花賞馬とオークス馬が登録。2頭のいずれかが2冠を達成するのか、それとも昨年のショウナンパンドラのような新星が誕生するのか。過去の傾向を見てみよう。




    Check1
    2番人気が好成績
      過去10年、2番人気が【5.2.1.2】で複勝率80.0%の好成績。1番人気は連対率こそ40.0%止まりだが、複勝率は70.0%とやはり安定した成績を残している。勝ち馬は過去10年で9頭(01年以降の14年で13頭)が3番人気以内。旧エリザベス女王杯時代も含め、以前は2桁人気の優勝馬も多く見られたが、近年はほぼ上位人気にしか勝利のチャンスはなく、08年の11番人気・ブラックエンブレムのみである。また、2桁人気馬が馬券に絡んだ08年は3連単1098万馬券、13年は23万馬券になったが、その他は3万円台以下と落ち着いた結果になっている。

    【人気別成績(過去10年)】               
    人気    成績    勝率    連対率    複勝率
    1    2-2-3-3    20.0%    40.0%    70.0%
    2    5-2-1-2    50.0%    70.0%    80.0%
    3    2-1-0-7    20.0%    30.0%    30.0%
    4    0-0-2-8    0.0%    0.0%    20.0%
    5    0-1-1-8    0.0%    10.0%    20.0%
    6    0-1-1-8    0.0%    10.0%    20.0%
    7    0-2-0-8    0.0%    20.0%    20.0%
    8    0-1-0-9    0.0%    10.0%    10.0%
    9    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
    10    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
    11~    1-0-2-76    1.3%    1.3%    3.8%

       
    Check2
    小回りでも差し馬を中心に
     阪神JF、桜花賞、そして前哨戦のローズSは阪神外回り。そしてオークスは直線の長い東京コースだが、秋華賞は直線の短い京都内回りで行われる。そのため、このコースが向きそうな先行型を穴で狙いたくなるところだ。しかし、競馬道GT8による脚質別成績では、「差し」が【8.7.8.78】と好走馬の大半を占めている。さすがに「追込」ではなかなか届かないものの、小回りだからといって逃げ・先行が有利にはならないことには注意したい。
     なお、ここ3年の1~5着馬15頭中14頭は2コーナーを7番手以下で通過しており、残る1頭は12年に牝馬三冠すべて2着だったヴィルシーナ(通過順1-2-2-2)。先行型は掲示板確保すら難しく、近年は差し有利の傾向に拍車が掛かっている。

    【脚質別成績(過去10年)】               
    脚質    成績    勝率    連対率    複勝率
    逃げ    0-0-1-7    0.0%    0.0%    12.5%
    先行    2-2-0-27    6.5%    12.9%    12.9%
    差し    8-7-8-78    7.9%    14.9%    22.8%
    追込    0-1-1-37    0.0%    2.6%    5.1%




    Check3
    ローズS組なら3着以内かつ0.2秒差以内
     前走レース別ではローズS組が【7.8.4.59】と圧倒的。06年を除く9回はこのローズS組から3着以内に2頭、別路線組から1頭という組み合わせだ。
     この組の好走馬19頭中15頭は、ローズSの3着以内馬。4着以下だった4頭のうち、三冠を制したアパパネを除く3頭は、ローズSの重馬場から、秋華賞では良馬場に変わって巻き返した馬だった。また、ローズSでのタイム差を見ると、0.3秒以上負けていた馬は19頭中3頭のみである。
     今年のローズSは良馬場、そして勝ち馬タッチングスピーチから0.2秒差以内だったのは、2着のミッキークイーンのみ。本番が道悪になればわからないが、良馬場で迎えた場合は狙いは上位2頭に絞られそうだ。


    Check4
    ローズS以外なら前走1~2番人気の好走馬

     ローズS以外からの好走馬は11頭。このうち、古馬相手のG1に挑戦したウオッカと、ダートのプロヴィナージュ以外の9頭は前走で3着以内に好走しており、基本的には3着以内馬が狙いになる。そして09年以降の好走馬は、すべて前走で2番人気以内に推されていた。
     また、好走馬の中で6番人気以下が占める割合を調べると、ローズS以外は11頭中2頭だけで18.2%止まり。Check3で挙げたローズS組は19頭中6頭で31.6%と、この別路線組のほうが人気馬中心という結果が出ている。




    Check5
    好走全馬が栗東坂路かCW、関東馬でも栗東入厩馬

     パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で好走馬を出しているのは栗東坂路と、栗東CWのみ。関東馬も3着以内に計7頭を送り込んでいるが、その7頭はいずれも栗東入厩馬で、美浦で追い切られた馬は【0.0.0.39】に終わっている。
     なお、関東馬の好走馬は表に挙げたようにCW4頭に対し、坂路は3頭止まり。しかし関西馬も含めた全馬では、坂路【5.5.3.33】連対率21.7%、CW【2.2.4.23】同12.9%となり、全体としては坂路組が優勢だ。。


    他の重賞はこちらで見られます!(無料)

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。