ヤンググランプリを制したのは渡邉雄太選手でした。空いた内を突っ込んでいった瞬間、選手たちからは「晴智さんとそっくり!」という声が聞こえてきました。
◇ダッグアウトから
寺内大吉記念杯
■8レース 準決勝
●1着の吉澤純平
「どんな展開でも中団ならなんとかなると思って、中団を取ろうと思っていたので、ちゃんと中団を取れてよかったです。煽りもあったので、行きやすくはなかったですけど、行き切れたのでいいですね。師匠がグランプリを走る前のレースで走るので、特別と同じくらい練習してきました。絶対に決勝に乗りたかったのでよかったです」
■9レース 準決勝
●交わして1着の東口善朋
「自分の調子は、1着を取れているし、悪くはないですね」
●3着に入った濱田浩司
「最後はよくなかったけど、そこまでは自然に身体が動いているし、調子は悪くはないと思います」
■10レース 準決勝
●捲って2着の杉森輝大
「いい位置が取れたので焦りもありましたね。後ろに脇本(雄太)もいましたからね。でも、捲り切れてよかったです」
●3着の山田庸平
「松川(高大)さんが前々に行ってくれたおかげです」
■11レース ヤンググランプリ2016
●優勝の渡邉雄太
「最終バックで行きたかったけど、でも、2センターから行くって決めていたので、そこは我慢していました。そうしたら、コースがたまたま空きました。師匠からも『先行しないんだったら獲れ』と言われていたので、獲りにきました。早く師匠に報告したいです。まだ、FIも1回しか優勝していないし、記念の決勝にも乗っていなし、来年は頑張りたいですね」
●2着の小笹隼人
「最終4コーナーで抜いた時に、これは優勝出来たかなと思ったけど、内から渡邉君に来られました。あれは見えてなかったです。一瞬、夢を見ましたけど、でもそんなに甘くないですね、今の点数と脚じゃ」
●3着の鈴木竜士
「取鳥君はああゆう場面で頑張るのは知っていたので、信用してついていきました。そうしたら、やっぱり頑張ってくれましたね。ラインだったらワンツー決めるために走ったけど、今回は一発勝負の単騎だったので、出させてもらいました。また、もっと50歳くらいでお互い単騎同士になったら、その時も引っ張ってもらいたいです(笑)。次は、ヤンググランプリではなくグランプリに出たいので、そのために頑張るしかないですね」
●4着の吉田拓矢
「もっといいレースが出来ればよかったんですけど、レースが見えてない…、視野がせまかったです。もっと位置取りも考えていけばよかったです。目標はGIなんで、それに向けて、しっかり頑張ります!」
●5着の野口大誠
「新山(響平)が勢いよく行っていたら面白かったんですけどね…。様子を見ていて、一緒に行こうかと思ったけど、ひるんで畑段(嵐士)がきて、あそこで『これはヤバい!』って察知して、すぐに避けました。あとは最短距離をいったけど、立川の内は重かったです。でも、105期の雄太が優勝してくれてよかった! 107期に獲られなくてよかった!!(笑) 今年一番いい状態でここに来れて、来年が楽しみです!!!」
●6着の神田龍
「何も出来なかったので、ちょっと悔しいですね。吉田がいた位置から、動いていきたかったんです。吉田の後ろの渡邉が優勝しているので、ちょっと悔しいですね」
●先行した7着の取鳥雄吾
「打鐘で新山さんを出させるつもりだったんですけど、なかなか来ないし、あんまり踏まないと吉田が来ると思ったので。後ろ竜士さんが内をあけても行かないし、これは任せてくれているから、ここまで竜士さんが優勝してくれと思って、全開で行きました。でも、かかりきってなから、竜士さんも行きにくかったかもしれませんね。今回はしっかり魅せて、…一発勝負でよくないけど、今回はそういう流れでした。来年は頑張ります」