最近では花粉やPM2.5も降っていますが...(汗)
古今東西、空から降ってくるのは雨や雪だけとは限らないようです。人類の長~い歴史の中には、信じられない珍妙な物体が、世界中にアチコチに落っこちてきた記録があります。
隕石や宇宙ゴミなんて当たり前、挙げ句の果てには蜘蛛やオタマジャクシ、さらには豆や生肉などという、食材までもが降ってきたコトだってあるんです。
人によっては天の恵みであったり、また人によっては迷惑な邪魔モノであったり...以下でそういった落下物10選を見ていくとしましょう。どうぞ!
【大きな画像や動画はこちら】
宇宙ゴミ:バイコヌール宇宙基地周辺
ここはカザフスタン共和国にあるロシアのロケット発射場なのですが...この土地では宇宙船の残骸や人畜有害な燃料などが、人々が住む裏庭などに落っこちて来るんです。
写真は2000年に撮影されたもので、ソユーズから落っこちてきたパーツなのだそうです。町の人達はこうした宇宙ゴミを集めては、ドコか他所で売ってお金にしているのだそうです。たくましいですねw
(via Eurasianet)
寝ている女性に降ってきた隕石(1954):アメリカ
アラバマ州のシラコーガにて、隕石がとある家の屋根を突き破って落っこちてきたそうです。およそ3.85キロの重さで、表面が約18センチの長さだというコレが寝ていたアン・エリザベス・ホッジさんのお尻をかすめ、写真の通り大きなアザを残したのだとか。もしも寝相が悪かったら、もっと別な場所に落っこちてきてたかもしれませんね。危機一髪!
(via What else is happening?)
犬にブチ当たったナクラ隕石(1911):エジプト
アレクサンドリア県のナクラに、分裂して降り注いだという火星からの隕石。ウィキペディアによりますと、この破片のひとつに当たって、犬が死んでしまったと農夫が証言したようですが...その犬は消えたと言うばかりで死骸が見つからなかったため、デマから始まった伝説となったようです。
1999年にはその破片が検査され、内部が非常に複雑な構造をしているコトが判明しました。この石が生成された後に、水に晒されたであろう痕跡と規則正しいヘコみ方、さらにはこの石を割ってみたところ、バクテリアが居た痕跡が見つかったため、火星にはなんらかの生命体がいると信じる人もいるのだそうです。
(via Wikimedia Commons and Side Effects)
小魚とオタマジャクシの雨(2009):日本
石川県で起こったこの珍事、一時期ニッポンの数カ所で立て続けにこの現象があったような気がしますが...皆さんは憶えておいででしょうか? これらの水生生物、竜巻が吸い上げたのか、どこかで時空が繋がったのか、ナゾはいまだに解明されていません。不思議ですねぇ。
(via Culture.ifeng.com and Pink Tentacle)
空を覆う何万匹ものクモ(2009):アルゼンチン/(2013):ブラジル
空いっぱいに広がるクモの巣。そして空いっぱいに蠢く、おびただしい数のクモだなんて...背筋がゾワゾワしますね!! クモが大嫌いなヒト達にとっては(でなくたって)、これはトラウマ級の恐怖でしょう。思わず火炎放射器で焼き払いたくなるであろう、恐怖のクモ動画もどうぞ。アラクノフォビア!
豆の雨(1971):ブラジル
とある夏の日、ジョアンペソアという町に住むサルヴァトールさんちの畑に降り注いだ大量の豆。西アフリカから遥々飛んできたそうですが...晩のおかずとして、煮て食べてしまったそうですw
(via The Falls)
水色の丸いゼリー(2013):イギリス
イングランド南部に在る、ボーンマスという街に降ってきたゼリー。昼過ぎに突如、黄色く暗くなった空から竜巻と共にバラバラと落ちてきたそうです。匂いは無かったようですが、それは無臭タイプの消臭ゼリーだったから?(なんちゃって)
(via BBC)
フーカン隕石(2000):新疆ウイグル自治区
阜康市(フーカン)の近くにあるゴビ砂漠で発見されたというこの巨大隕石は、カンラン石で出来ているそうです。これはガラス光沢という特徴を持つ石で、総重量はなんと1003キロもあるのだとか。スパっとスライスして展示してるそうですが、ソレでも420キロというヘヴィーな石です。写真のオッサンはモノ凄い力持ちなのでしょうね。
(via Southwest Meteorite Laboratory)
エンシスハイム隕石(1492):フランス
重さ127キロという、この緑色のデカい石。落ちてきたのは500年以上も昔のコトなのですが...当時の人たちは信心深いだけあって、この隕石を神からの啓示だと思い込んだのだとか。なのでコレを街まで運び、飛んで空へ戻って行かないよう、教会に鎖で繋いでいたそうな...。
(via Wikimedia Commons and Meteorite Collector)
ケンタッキー・ミート・シャワー(1876):アメリカ
ケンタッキー州西部のルイビルという街に空からボタボタと落ちてきたという、フレッシュな生肉。羊か鹿の肉だと言われていますが、雪のように細かいサイズから、7~8センチほどの大きさの塊まで、晴れた空なのに降ってきたのだそうです。とはいえ、これがフライドチキンの始まりではなさそうです。ちょっとザンネンに思う気持ちは...良く解ります(笑)
(via New York Times 1876/PDF and Meatshoponline)
いやーしかし、この数百年の歴史の中で、ホントに色んなモノが空から降ってきたんですね。この調子で行くと、空からナゾの美少女が舞い降りてくる日もそう遠くないかもしれません。淡く期待しておくとしましょう。
The weirdest stories about objects that came shooting out of the sky[io9]
(岡本玄介)
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