任天堂がそうくるなら、セガだって負けてませんよ。いや、負けてませんでしたよ、と言うべきかな...。
1989年、セガがまだハードウェアメーカーとして健在だった時代。当時のセガはメガドライブを武器に、打倒! 任天堂に燃えていました。アメリカでは『ジェネシス』という名で同機を発表した頃の力強い声を、当時のプレスリリースから見てみましょう。
世界初の最新型16ビットゲーム機、『ジェネシス』を発表
セガ・オブ・アメリカ社長デビッド・ローゼン
「6ヶ月前に先行発売した日本での反響を考えると、(アメリカでも)計り知れない重大なインパクトをゲーム業界に与えるに違いありません。消費者の方々へのデモンストレーションでも、本機の高い品質と、アーケード環境を忠実に再現する性能に、大変ご好評をいただきました」具体的なソフト名は明かされなかったものの、家庭用ゲーム機の世界にこれまで存在しなかったコンセプトのものを始め、バラエティに富んだタイトルを準備中とのことです。
新発売の『ジェネシス』は高解像度のグラフィック、豊かな発色と滑らかな動画、本来の音により近いステレオサウンド、2画面の同時および単独スクロール表示機能、ステレオヘッドホンジャックを備えています。
ん? ちょっと待て。ヘッドホンの穴ってそれわざわざ言うこと? きっと「何でもスゴイぞ!」って言いたくて、勢いで書いちゃったんですね。この時代、前のめってたのは任天堂だけじゃなかったようです。
20年前のセガが勢いあまって書いちゃったこと[Kotaku Japan]
Stephen Totilo(原文/さんみやゆうな)
ヘッドホンジャックは録音するのに重宝したなぁ…
当時はヘッドホンステレオミニジャックはあまり搭載されてなかったんじゃないかな?ソニーが開発した規格だし、やっと10年経って、本格運用が進んできた頃だし。