ティム・バートン監督がおくるストップモーションアニメーション映画『フランケンウィニー』が12月15日(土)に公開されます。
すでに100万回言われていると思いますが、「フラン犬」のお話。ティム・バートン監督独特のホラーかつキュートなキャラクターたちが、不思議な物語を繰り広げるちょっと不気味だけれどハートウォーミングなファンタジーです。
鑑賞後記は以下より。
■ゆるかわ怪奇なキャラクター
次に流行る萌えは「つぎはぎ萌え」だ! と思わざるを得ないほど、つぎはぎだらけのウィニーの表情と行動が愛らしいです。さらに、個性的な同級生や先生、その他動物など、ホラーかつキュートなキャラクターたちは一度見たら忘れられません。
そして、彼らの動きを存分に堪能するには3Dでの鑑賞がオススメ。奥行きや質量感が3Dではより増すので、キャラクターたちのぬるぬると動く姿が非常に気持ち良く感じられます。
■ティム・バートンの愛に満ちている!
若かりし頃、今作の元となった短編の製作がきっかけでディズニーを解雇された経験のあるティム・バートン監督ですが、それもあってか(?)『フランケンウィニー』は非常に大事に作られた作品で、彼が愛好するものの描写がそこかしこに登場します。
往年のホラー映画、モンスター、クリーチャーを思わせるシーンの数々には大人なら笑うこと間違いなし。例えわからなかったとしても、子供そして誰にでも楽しめる作りになっているので、心配は無用です。
■音楽が泣ける!
劇中のとある場面で聞ける、とあるキャラクターが『八つ墓村』のような姿(たぶん違う)で歌うシーンも非常にユーモラスで印象的ですが、何より、エンディングで流れるカレン・O(ヤー・ヤー・ヤーズ)の歌う『ストレンジ・ラブ』が作品全体の雰囲気を見事に表現していて素敵です。泣けます。
子供はキャッキャ、大人はニヤリとでき、そして最後には誰もがジーンとくる作品なので、是非ご家族で、そしてしつこいですが、是非3Dで鑑賞してみてください。
『フランケンウィニー』は12月15日(土)3D/2D同時公開。
©2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
(スタナー松井)
関連記事