任天堂さん! たまにはこういう変化球も投げてみませんか!?
大御所でありながらも、ニンテンドーDSやWiiと言った、ハードウェアについては、革新的なコンソールを出すのに迷いがない任天堂。ですが、ソフトウェアになると...特に歴史が長く続く『ゼルダの伝説』などのシリーズですと、途端に保守的になってしまう傾向があるようにも感じられます。
ソコで今回ご紹介しますコンセプトは、是非ともこれまでの常識を覆し、ゲーム化して頂きたいという、ファンによるイラストレーションです。ゼルダ姫がリンク王子を救うなんて逆転の発想...一度はプレイしてみたいですよねぇ。
以下でそのアートワークと、設定を読んでみましょう。どうぞ!
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これらのアート・ワークは、ニューヨークのアーティストであるアーロン・ディアスさんによる、『ゼルダの伝説 時計じかけの帝国』というゲームのアイディア。
若干のスチームパンクなテイストが入っただけではなく、アニータ・サーキーシアンさんによるゲームにおけるキャラクターの性別論動画にて、戦士姿のゼルダ姫が出てきたトコロにインスピレーションを受けて、旅の道具を身に付け、リンクを救いに冒険するゼルダ姫を描いたとのことです。
この設定では、ゼルダ姫は戦士タイプの魔術師で、幼い頃に帝国が強襲された時、家族と離れ離れになってしまいます。そして身寄りのなくなったカノジョは、旅するサーカス団に育てられるのです。しかし失われたハイラル王国の末裔であり、魔術が使えることを発見したカノジョは、古代魔術師のガントレットと剣を手にして、家族を助け、カラティア国の民衆を自由にし、ハイラルの秘密を解き放つべく冒険の旅に出るのでした。
そして紳士的で繊細なリンク王子は、自分がカラティア王位の後継者であることを知らない囚われの身です。とはいえクロックワーク皇室に仕えていますが、外の世界に憧れ、いつかは外界を観てみたいと計画を立てています。
ガノンはと言いますと、王座の主任顧問であり、ウソと魔法でカラティアを軍事国家に変えるよう命令を出しました。ゼルダ姫に遭遇したおかげで、ハイラルの人間とトライフォースが伝説ではなかったのだと学ぶこととなったのです。
なるほど、シッカリと創り込まれていますね!
例えば『風のタクト』で見られた変化のように、あまり陸地が舞台ではなく、トゥーンレンダリングで表現された...という作品もありましたが、結局最後は男の子であるリンクが、女の子のゼルダ姫を助けに行く構図はずっと変わらないでいました。
『トワイライトプリンセス』から2000年後という設定であるこの架空の作品では、その男女の役割を反対にさせ、これまでの伝統をひっくり返そうという意欲作となっています。
従来との違いは、冒険するのが男女逆になった辺りだけですが、ちゃんとこれまでの『ゼルダの伝説』シリーズを踏襲しており、ファンを裏切らない物語になっているようですね。ですので任天堂さん、これ真面目にゲーム化の検討...してみませんか!?
Clockwork Empire[Aaron Diaz, via Gamefreaks via Kotaku]
(岡本玄介)
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