日本のニューウェイブが好きならば、最も有名な歌姫として「戸川純」の名をあげる人は多いことと思います。個性派女優であり個性派歌手。歌謡曲全盛の時代にニューウェイブをつらぬいた彼女は、壁にパンチしていた僕らに本物のパンチをくらわせて、虜にしたほどです。
その後ソロ活動を経て結成されたのが「ヤプーズ」。そして、1987年にデビュー曲として発表されたのが『バーバラ・セクサロイド』です。風俗的な機能に特化して製作された「バーバラ」という名のセクサロイドが主人公の歌で、彼女がその心情を歌うという体で作られています。
そのセクサロイドをボーカロイドの歌ったカバーがあるので、以下でご紹介。早速動画をごらんください!
バーバラは本当にアンドロイドになりました。『初音ミク』がセクサロイドに...はう...という感慨もありでしょう。
また、バーバラを本当にロイドにするためには声調を控えるやり方もあったのでしょうが、Pの『うどんゲルゲ』さんは、戸川純の歌唱を完コピすることに腐心。これが見事で、大変な作業であったことがうかがわれます。
また、戸川純の歌唱のすごさも改めて感じることが出来ました...。
戸川純の作詞はSFを扱うことが多いのですが、ヤプーズには『ロリータ108号』、バーバラの続編である『シャルロット・セクサロイドの憂鬱』など、アンドロイドの独白による名曲がいくつかありますよね。
これらのボカロバージョンも聴いてみたいところです。
初音ミク:バーバラ・セクサロイド【戸川ミク】[ニコニコ動画]
(ペン・O)
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