トーマス君(仮名)は、筋ジストロフィーという、次第に筋力が衰えて行く病気を抱えています。そんな重い病気と戦うトーマス君は、『マインクラフト』が大好きです。しかし、病気のために、普通のコントローラーを使って長時間プレイすることは出来ません。そこで、Caleb Kraftさんが一肌脱ぎました。彼はトーマス君の為にカスタムコントローラーを作ったのです。
では、詳細は以下からどうぞ。
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小さなコントローラーは3つのパーツに分かれており、ラップボードのマジックテープに貼付けることで使い易くアレンジすることが出来ます。このカスタムコントローラーは、今話題の3Dプリンターで作られているんですって。プロジェクトを知ったlulzbotさんが、3Dプリンターを寄付してくれたのだそうです。
Kraftさんは、誰でもこのカスタムコントローラーを作れるように、作り方を「Hackaday」にアップしています。また、このプロジェクトを進める上で、様々な点に気付き、サービスが必要な人や、サービスを提供したい人が集まる場所になればと思い、Thecontrollerproject.comというサイトを立ち上げたそうです。
このサイトのコミュニティーでは、コントローラーを必要としている人や、コントローラーを作る人がやり取りをしています。またチュートリアルには、コントローラーの作り方がアップされる予定です。Kraftさん曰く、難しい技術は一切必要なくコントローラーを作れるとのこと。ホームページには、目の自由な人が遊べるルービックキューブや、しゃべるジョイスティックなども紹介されていますよ。
「Able Gamers」でも、特別な手助けを必要としている人たちについて知ることが出来るので、興味がある方はチェックしてみて下さい。より多くの人たちにゲームを楽しんでもらうべく活動している人たちのことを知れますよ。
[via Kotaku]
(中川真知子)
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