念の為、そっくりさんのブルース・リィやドラゴン・リーではありませんので、ご安心を。
カンフー映画のスーパースター、故ブルース・リー氏。1973年に亡くなってから今もなお、世界各国に散らばる熱烈なファンたちから、信望を集め続けています。
32歳で他界したため、映画やドラマ作品といった彼の出演作品はそれほど多くはなく、当然ながら新作などあるワケがないのですが......。もしもCGで、本物ソックリに作られて、喋ったり動いたりしたらどうでしょうか?
中国のテレビ・コマーシャルでは、そんな奇跡のような出来事が起こっています。以下の動画で、その様子を確認してみてください。どうぞ!
【大きな画像や動画はこちら】
ほほぉ、スコッチ・ウィスキーで有名な『ジョニー・ウォーカー』のCMだとは、ジョニ黒に憧れを持っていたお父さん世代にはグっと来るモノがあるでしょうね。
では、この映像を監督したジョセフ・カーンさんからのコメントもどうぞ。
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この動画は香港で撮影しました。そしてロンドンに在るThe MillというVFX制作会社と一緒に仕事をし、9ヶ月掛けて完全なるCGIブルース・リーを創り出したのです。
顔の細かい部分も、すべてのショットがCGIで出来ています。ワタシたちは、ブルース・リーの娘さんであるシャノン・リーさんを呼んで、見た目から魂までカンペキに再現されているかどうか、カノジョの脳ミソを掘り出すかのような検証作業をしてもらいました。
ワタシたちは出来る限り伝説の男に尊敬を払いたかったのです。
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CGとはいえ、こうして再現されて動き、喋っているブルース・リー氏を見ると、ちょっと感動してしまいますね。というコトはつまり、現代のテクノロジーでは、こうして亡くなった人をCGにして画面上で自由に操るのも可能となったということでしょう。
この調子で、新たなCG版カンフー映画を観てみたいような......でも倫理的にソコに手を出してしまったらイケないような......なんとなくフクザツな思いをさせられた気がします。
これこそがまさに『死亡遊戯』といった感がなくもないですが、Kotaku JAPAN読者のみなさんは、どのようにお感じになりましたでしょうか?
Johnnie Walker "Game Changer"[Vimeo via Beijing Cream]
Johnnier Walker Brings Back Bruce Lee[Campaign via Kotaku]
(岡本玄介)
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