世の中には奇抜なデザインの建物が建っていますが、今回ご紹介する建築コラージュの建物ほどの斬新さは無いはずです。機能性、立地、そして重力すら無視したデザインのとってもシュールな建築物の数々。これらは全てアーティスト達が考えたコンセプトビルディングです。
実在の建物の写真を編集していたり、ミニチュアモデルを作成した上で撮影したりしているので、本当にどこかに建っているのではないかと見紛うものばかりですよ。
それでは、以下からギャラリーをどうぞ。
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建築写真家ヴィクター・エンリッチの作品
エンリッチのシュールな建築コラージュは、まるで本物の写真のようなリアルさ。「もしかしたら、こんな建物が本当に存在するのかもしれない」と思わせる、丁度いい非現実具合です。
(via Weburbanist and Victor Enrich)
シャビエル・デロリーの空想の建物
デロリーが進行しているプロジェクト「Urban Forms」から、架空のアパートやオフィスビルを紹介。
(via Designboom)
フィリプ・ドゥジャルダンの作品
建築写真家でアーティストのフィリップ・ドゥジャルダンは、ベルギー等に実際に建つ建築物を写真編集ソフト(多分Photoshop)でアレンジ。まるで立体パズルのような建造物に仕上げています。
(via The Superslice and Filip Dujardin/Facebook)
オリビエ・ラツイの作品
ラツイの「Anarchitecture」より、フランスのエヴリー郡にある建物をデジタルアレンジした作品。ラツイは、この他にも韓国や中国の建物でも同様の作品を作っています。
(via Olivier Ratsi/WYSI not WYG)
ジム・カザンジャンのシュールナイトメア
オレゴン在住のカザンジャンは、その独特の世界観が評価を受け、ナイキやアディダスを含む大手メーカーとコラボレーションするCGIアーティスト。カザンジャンは自ら写真を撮影することは無く、インターネットで見つけた写真を組み合わせて、これらの建築コラージュを作成しています。訳者は最初の作品を見て『ハウルの動く城』を思い出しました。
(via Jim Kazanjian、via Hyper)
藤本壮介の台湾タワーデザイン
2011年に行われた台湾タワー(仮名)のコンペティションで1位を獲得したデザイン画。完成は2017年を予定しているとのこと。完成したら、最も非現実的な実在するビルになるのではないでしょうか。
ローラン・シェールの空飛ぶ家
何かに吊るされているのではなく、家が重力に逆らって浮かんでいるような空飛ぶ家。『カールじいさんの空飛ぶ家』も真っ青です。
(via Laurent Chéhère)
フランク・カナルトの小さくてリアルな建築写真
これらの建築物は実在します...が、よく作り込まれた小さいモデルで、それをあたかも大きな建造物のように写しています。ガラス張りの巨大なトイレは別ですが、それ意外の作品なら、実在してもおかしく無いようなものばかりです。
(via Gizmodo and Frank Kunert)
[via io9]
(中川真知子)
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