ボカロパン屋に行ってきた


歌声合成ソフト『初音ミク』や『鏡音リン・レン』などのボーカロイド好きが集まる不思議なパン屋さんがあると聞き、荒川区東尾久にある商店街・おぐぎんざに店を構える老舗パン屋「尾久三河屋製パン」へ行ってきました。

綺麗な外観で、下町のパン屋さんといった雰囲気がありますが、一体どこらへんがボカロパン屋なんでしょう?
 


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ボカロパン屋に行ってきた


店内には自家製パンがたくさん並べんでいます。その反対側に目を向けると...ボカロ系ファンイベントでは名物となっている「祭壇」が備えられていました。お店を訪れたボカロPやファンが、グッズやCDなどを置いていくそうです。


ボカロパン屋に行ってきた

こりゃぁ立派な祭壇だわー。


女性店長のコトリさんはボカロファン歴5年。以前からTwitterで他のボカロファンたちと積極的にコミュニケーションを取っていたのですが、そうこうしていると1人、また1人とボカロ好きな仲間がお店を訪れるようになり、気がついたらボカロ好きが集まるパン屋さん「ボカロパン屋」の愛称が定着していったそうです。


ボカロパン屋に行ってきた

この日もボカロファンが訪れていました。


取材を行った日もボカロPが訪れていました。どうやら新曲のPV撮影をしていたようです。店長の本来の姿(?)であるコトリさん人形が、店内を動き回るストップモーションアニメを作るそうです。

そして、「ボカロパン屋」という愛称が定着したもう1つの要因がこの「縞パン」です。


ボカロパン屋に行ってきた


ボカロパン屋に行ってきたボカロパン屋に行ってきた
縞パンの中には美味しいクリームがたっぷり


この「縞パン」は、ニコニコ超会議と併催された「THE VOC@LOID 超 M@STER 24」で販売するために作られた特別製。作るのに手間がかかるので、お店で定期的に販売するのは難しいそうですが、たまーに気まぐれで作っているそうなので、運が良ければ食べられるかも? とのことです。

作ったきっかけになったのは、コトリ店長とボカロ好きな人々の間で「ミクさんは縞パンか? 白パンか?」というパンツ談義。「大盛り上がりした結果がこれ」と笑顔で語っていました(笑)。

店内にはシンセイサイザーや音響システムなどの機材も用意されていて、ニコニコ生放送やボカロ系ライブの鑑賞会なども行っているそうです。アミッドスクリーンも設営済みと、コトリ店長とボカロファンたちの力の入れようが凄まじいです。

よし パン屋の本気これっ pic.twitter.com/3LSWvrEq1C

— コトリ店長 (@kotoriena) July 21, 2013
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過去には、ミクさんのライブ鑑賞会やDJライブ、ラジオ収録などのファンイベントも行っています。そういえば、『巡音ルカ』のお誕生日会もありましたよね。ボカロファンで集まって、おでんとパンを食べてからケーキという不思議なパーティーでした。


ボカロパン屋に行ってきた

コトリ店長とタコルカさんも一緒に記念写真


お店をがんばって切り盛りする名物店長として、これからもがんばってほしいですね。 また面白い試みを行うときには駆けつけたいと思います。


尾久三河屋製パン
コトリ店長 Twitter

(haruYasy.)

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2013/08/vocalo_bakery.html