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イギリス紳士・淑女たちのチャメっ気が度を越しています(汗)
かつてイギリス帝国が産業革命で絶頂期を迎えた1837年から1901年、これはちょうど、ヴィクトリア女王が国を統治していた時代です。それがヴィクトリア朝...なのですが、この時代は民衆の懐や心にも余裕があった為か、自分の首を消したり刺したり抱えたりという、薄気味悪いポートレート写真を撮影するのが流行ったようです。
トップ画像は、軍人らしきグループの人たちが全員同じポーズ、同じスマイルで写っているのが妙に清々しい気がしますが、以下の「io9」に掲載された首なし写真の数々では、シリアスに写った、ホラーな家族写真などもご覧いただけるようになっています。続きからどうぞ!
最後はこんな小さな子どもまで!? まだフォトショップなど存在しなかった時代に、こんなトリック写真が作られていただなんて、皆さん悪趣味ですねぇ(良い意味で)。長い串やサーベルで首を刺していたり、自らナイフで切断した首を持って立っていたり、挙句の果てには赤い絵の具で流血が付け加えられていたりします。
しかし一番怖いのは、ゾンビ顔した女性の頭と、それを持つ少年と手斧を持つ女性が写った1枚でしょうか。斬られた首には、頚椎らしき骨まで描かれる凝り様ですし。 明らかにチープな切り貼りから本格的な合成まで、ヴィクトリア朝の人たちにもイロイロいたようですが、真剣にこんなアホなコトをする辺り、結構憎めないですね。 さっそく私たちも何か、後世にこうした物を遺さなければ!
[via Photo History Sussex,George Eastman House/Flickr,Retronaut,Is it weird?,PetaPixel,courroiedetransmission, elisandre-librairie-oeuvre-au-noir,International Center of Photography and Dictionary of Sydney via io9]
(岡本玄介)