ツンデレガールズ


愛情の裏返しテレ隠しだとしても...痛すぎる!!(涙)

日本のアニメでは、主人公の男子に何らかの好意を持っている美少女ヒロインたちが、やたらと彼らを殴る・蹴る・電撃を放つ、果ては暗殺する、というお決まりのアクションが数多く登場します。

日本人からすると、お茶の間で観るいつものストーリーとなってしまい、もう違和感はありませんが...やはり海外の視聴者からは、どうして可憐な美少女たちがそんなにバイオレンスなのか、不思議に感じるようです。

そこで今回は、「io9」が選んだ「アニメ史上最も攻撃的な女性キャラ12選」をご紹介します。この子にだったら足蹴にされてもイイかも? というキャラはいますか?

さっそく以下でチェックしてみてください。どうぞ! 
 


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1:『ラブひな』成瀬川なる

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実は『新世紀エヴァンゲリオン』のアスカがモデルだという、『ラブひな』の成瀬川なる。彼女が放つ右ストレートの「なるパンチ」は、殴られた相手が空高く吹っ飛んでしまうほど強力です。

女子寮「ひなた荘」で管理人をすることになった浦島景太郎と、そこの住人のなる。やはり一つ屋根の下で一緒に住んでいるせいか、ハダカをみられたり身体を触られたりするたびに、なるの必殺パンチが飛ぶワケです。でもじつは全てが単なるアクシデントだと言うから、景太郎はホントに不幸な青年ですよねぇ。


2:『らんま1/2』天道あかね

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天道道場の三女であるあかねは、格闘技の鍛錬を怠らないまじめな性格の持ち主。料理やお裁縫が有りえないほど苦手で、いつも許婚の乱馬からバカにされ、怒りが爆発してついつい手が出る、というのがお決まりのパターンとなっています。

特に乱馬も、あかねに対して「ずん胴」だの「色気がねぇ」だのと、ワザと怒らせる言動を発するので、その度に「乱馬のバカーっ! いっぺん死んで来ーい!」とボコボコにされてしまいます。加減なしでも乱馬が生き長らえているのは、彼自身も格闘技では大変な実力者であるためではないかと思われます。ま、相思相愛なのでごちそうサマといった感じではありますが。


3:『鋼の錬金術師』ウィンリィ・ロックベル

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エルリック兄弟の師匠であるイズミ・カーティスもまた、スパルタ式にふたりをシゴいていた女性ですが...兄弟の同郷の幼馴染であり、機械鎧(オートメイル)の技師でもあるウィンリィのほうが、愛情の裏返しもあってもっと手痛い一発を繰り出してくる美少女です。

ウィンリィはいつも兄弟を気にかけている優しい人物ではあるのですが、オテンバが度を過ぎるのか、愛用のスパナやモンキーレンチを使い、機械鎧を壊して帰ってくるエドワードを力いっぱいに叩くこともしばしばあります。

怒りに任せて振り下ろしたスパナで、一度エドを殺してしまったウィンリィですが、離れていく魂をキャッチしたアルが、身体に戻して生き返らせた...なんていうシーンもありました。機械いじりだけでなく、ツッコミにも使う工具類は時として飛び道具として投げてくる場合もありますが、そのコントロールはお見事の一言。


4:『ドラゴンボールZ』チチ

フライパン山の牛魔王の娘チチ。子供の頃はピンク色のアーマーを着込み、額からレーザービームを出すような強さを発揮していました。その頃に悟空と出会い、男かそうでないかを調べるべく股間を蹴られたことで悟空に恋をし、将来の結婚を約束してから後、6年間待ち続けたというストーリーがあります。

その後、父親である牛魔王より亀仙流の武術を学んでいたチチは、天下一武道会に出場できるほど格闘技に強くなっており、婚約を忘れていた悟空を追って一戦交え、そこでちゃんとした結婚を承諾させた...というエピソードも。

結婚、出産後は大変にキビしい教育ママとなり、アニメ版では特に息子の悟飯に対し、武術より勉強を強要させるようになりました。その厳しさは夫の悟空だけでなくピッコロや仲間たちからも恐れられるように...。


5:『フルメタル・パニック』千鳥かなめ

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都立陣代高校に通う高校2年生で、才色兼備にして成績優秀な美少女。しかし、歯に衣着せぬ物言いとその過激な性格で学校内では「恋人にしたくないアイドル・ベスト・ワン」という称号を与えられています。

どこかに隠し持っているハリセンを使い、日常的な常識が完全に欠落している相良宗介に対してフルスイングのツッコミを入れ、時にはプロレス技まで繰り出すことも。

しかしそれは、ウィスパードの重要なメンバーというかなめを護るために、ただ話しかけてきた同級生を殺めてしまいそうになる宗介を止めるために出されるツッコミでもあるのです。


6:『新世紀エヴァンゲリオン』惣流・アスカ・ラングレー

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『エヴァ』が世界的にも有名なアニメ/映画となったおかげで、アスカの持つ凶暴な面もまた、世界的に有名になってしまったかもしれません。とは言え、これはドラマ部分を見ていればわかりますが、やっぱりシンジがまだまだ精神的に未熟ですし、アスカに対して鈍感すぎるがゆえに、ナマイキ娘のアスカはついつい彼に対して暴力を振るってしまうのでしょう。

この2人が巻き起こす、春が青い感じもまた『エヴァ』の見所のひとつかもしれません。ヒマだからという理由でアスカがシンジにキスを迫るシーンがありますが、なんとも言えない女の子の意地のようなものが感じられます。

アスカは幼い頃に精神を病んだ母に先立たれたり、その不幸をバネに14歳という若さにもかかわらず2号機を巧みに乗りこなすほど熟練したパイロットとなったり、憧れの存在である加持リョウジには子供扱いされまったく相手にされなかったりと、とにかく周囲の人間関係育った環境も複雑な中で生きていました。

そんな中で、ミサトの家で一緒に暮らすようになったシンジを異性として意識しつつも、普段はか弱いシンジに対しては愛情の裏返しともとれる暴力を、ついついふるってしまうようです。


7:『金色のガッシュベル』ナオミ

千年に一度行われる、魔界の王を決める戦いに参加させられた100人の魔物の子の1人というガッシュベルですが、そんな彼の天敵ともいえるのが、魔物ではなく近所の公園にやってくる、人間の少女ナオミちゃんです。

開いた口から常に歯がムキ出しており、鼻はなく目は離れています。美少女とはお世辞でも呼べない彼女。ペダル式の子供用自動車ジュッテーム・ベーゼ号を駆り、ガッシュを猛追&轢き逃げしたり、ジャングルジムを登ろうとするガッシュの手をスコップで叩いたり、自らガッシュの顔の上におシリから飛び降りたりと、これもまた愛情の裏返しで恐ろしいイジメが繰り出されます。

一度、ガケから落っこちそうになったガッシュを、人間離れした身体能力でそのガケを駆け登り、見事に救出した...という超人的なシーンもありました。


8:『HUNTER×HUNTER』ビスケット=クルーガー

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ゴンとキルアの師匠となったビスケは、見た目はロリータ服に身を包んだ若い美少女であるものの、実は57歳ムキムキにマッチョな体型を持っています。そしてハンター協会会長のネテロに対しても「あのジジイ」と呼べるほどの実力を持った人物。

その容姿のためか子供扱いされることもあるビスケですが、そんな時は怒りのため思わず手が出ます。キルアにだけは、修行の時に一度マッチョな本性を見せたことがありますが、もしその真実をゴンに話したら殺す、と脅しています。


9:『うる星やつら』ラム

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「うる星」から地球を乗っ取りにやってきましたが、鬼ごっこの相手となった諸星あたるに負け、本人の勘違いによりあたるの婚約者となってしまう、鬼の娘ラム。

御存知の通り、ラムはバツグンのプロポーションも持ち主であることに加えて、虎縞柄のビキニとロングブーツという出で立ちで空中を浮かんで移動することもできます。そして彼女の特殊能力は電撃とあって、無類のオンナ好きであるあたるに対し、しょっちゅうジェラシーの電撃をお見舞いしています。

あたるのコトを好きすぎるラムですが、なかなか自分に振り向いてくれるようなそぶりを見せないあたるに、時にはかなりMAX気味の放電をブチかまします。これがギャグ漫画でなければあたるはとうにお亡くなりになっていたコトでしょう。

あたるのせいで怒りっぽいラムですが、男子たるもの、一度は彼女からダーリンと呼ばれ、電撃にシビれてみたいと妄想した諸兄は多いのではないでしょうか? 


10:『撲殺天使ドクロちゃん』ドクロちゃん

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主人公の草壁桜が、将来「全ての女の子の成長が12歳体型で止まる不老不死の薬」を開発してしまうらしく、それを阻止するために未来からやってきたのがドクロちゃんです。

未来ではなく現代においても、桜はかなりロリコン趣味を出しているのですが、ドクロちゃんは桜は変わることが出来るという考えから、永久的に殺さずに生かしています。

ドクロちゃんは、その他の天使たちから桜を守っていると同時に、将来その薬を開発させないよう勉強を疎かにさせ、誘惑してみたり、時には「撲殺バット エスカリボルグ」で桜を殺してしまうことすらあります。

しかし復活の呪文ですぐさま桜を蘇らせるワケですが、それはひとえに桜への愛だからなんだとか。いくら愛されていても、そして生き返れるとしても殺されるのはちょっとカンベンですかねぇ...。


11:『ソウルイーター』メデゥーサ

ヘビの魔女メデゥーサは、鬼神を誕生させるべく黒血について研究をしており、初代鬼神を再現しようと魔武器のラグナロクを黒血に溶かし、それを自分の子であるクロナの血と入れ替えて普通の人間の魂を狩らせた、という極悪な母親です。

最後はクロナの中の黒血を完成させるべく、クロナに自分を殺させるよう仕向け、滅多切りにされて殺されてしまいます。しかしそれが目的だったのだから、恐ろしいですね。


12:『天地無用!』ほとんどの女性キャラクターたち

宇宙海賊の魎呼(りょうこ)と出会ったことで、主人公の高校生、柾木天地の周りで巻き起こるドタバタ騒動を軸に話が始まります。後に銀河規模の話になるのですがそれはさておき...。

魎呼だけでなく、阿重霞(あえか)砂沙美(ささみ)など、その他の美人・美少女キャラたちからも想いを寄せられている天地ですが、よくあるパターンで、本人はマジメで誰にでも優しい、でもこと恋愛関係となると、とにかく鈍感で周りの女性たちがいつもヤキモキし、天地を巡ってケンカになっています。

だからこそ、気の強い女性たちがついつい天地に手を上げてしまうこともしばしば。テレビシリーズやOVA、アニメ映画など様々にスピンオフしているこの『天地無用!』ですが、レーザービームやライトサーベルのような剣撃などで攻撃されるシーンもあちこちに出てきます。

科学の進んだ宇宙人に好かれると、いくつ命があっても足らなさそうですね。


ということで、「アニメ史上最も攻撃的な女性キャラ12選」、いかがでしたか? どれも共通するのが、ドタバタの多いコメディー、ほとんどの子が気が強く、素直になれない絶世の美女や美少女と、対するは大人しい男性キャラといった人間関係です。

劇中は視聴者を笑わせるべく女心を大げさに演出しているワケですが、とにかく過激に暴力的なシーンばかり。どれも死んでもおかしくないほどにバイオレンスですが、男の子たちはヴィジュアルがボロボロになる程度で、重症を負うほどまでダメージを受けないというお約束もあります。マンガの世界であれば、全てが許されてしまいますし、自分だったらあの美少女にブっ飛ばされてみたいなぁ、なんて思ってしまうんですよね。

今回の12選だけでなく、マンガやアニメにはこうした気の強い美少女キャラがまだまだたくさんいるかと思います。みなさんのお気に入りキャラやタイトルがあれば、ぜひとも教えて下さいね!


The 12 Most Abusive Women in Anime[io9]

岡本玄介

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