屋根瓦だけでも8000ピースが使用されているんですって。
以前にご紹介した記事で、40万個のピースを使って世界最大のレゴ製ホグワーツ魔法魔術学校を組み立てたアリス・フィンチさんという女性がいました。そしてレゴ・ビルダーのデイヴィッド・フランクさん。このおふたりが力を合わせて、『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する、リベンデルという場所を20万ピースのレゴでジオラマを造り、完全再現してしまいました。
ちょっとだけお子さんたちの手を借りて完成したこのリベンデルは、3メートルx1.5メートルという巨大さ。
以下の写真ギャラリーで、細かい部分にも注意して観てみて下さい。匠の技に、思わず溜め息でちゃいますよ!
【大きな画像や動画はこちら】
巧いことアレンジして濃縮した感じがナイスですね。
谷や森、岩場などの地形から先に造っていったため、その上に乗る建物がちゃんと収まるかどうか、そこを自然に見えるよう合体させるのが一番苦労した点だとおっしゃっています。
春から始めたというこのプロジェクトは、とにかくたくさんの資料集めやリサーチ、そしてデザインに時間を費やしたとのこと。楽しいけど辛い時期ですよね。
「裂け谷」とも呼ばれるリベンデルは、霧ふり山脈の西の麓にある谷間で、サウロンから身を守るために作られた避難所でもあります。そしてここには、半エルフのエルロンドが館を構えて住んでおり、旅の仲間がやってくると喜びの歌に満たされるという、ハッピーな場所です。
ここは安全な館ですので、所々にフロドやアラゴルン、そしてアルウェンなどがいます。そしてレゴのミニフィグの小ささから比較してみますと、このジオラマは全体的にミニフィグの身長に合わせてスケールダウンさせた、と考えられそうです。
プロフェッショナルなレゴ・ビルダーが、ふたりで協力するとこんなステキな作品が生まれるんですねぇ。お互いのお子さんも2人ずつ助っ人として連れてきて、水辺の部分などを手伝ったということです。なので、このジオラマは情操教育にも一役買っていそうですね。
さぁ次も何かまた再現されるのでしょうか? ガンダルフがバルログと戦うドゥリンの橋? それとも大量のウルク=ハイがハシゴを登っては落とされた、ヘルム峡谷? アレコレ妄想しつつ、密かに楽しみにしておきましょう!
Tolkien's Rivendell comes to life with 200,000 LEGO bricks - exclusive interview with builders Alice Finch & David Frank[The Brothers Brick via Kotaku]
(岡本玄介)
関連記事
- 勝ちまくり? モテまくり? お金の中を泳げるスイス銀行の金庫が販売中
- 月の裏側はやっぱりトンデモなかった。国土地理院が全球立体地図を発表
- 究極の監視社会は間近? 映像は美しいが実現したら怖い「ドローンの未来」