この特集で「若者のクルマ離れ」とやらが収まりますかな? 最近の日本の路上は、エコカーやファミリーカーばかりで、デザインも性能も無難なモノばかりが往来を走り、若者が借金してでも買いたくなるような、ホットなクルマがあまりないように思えます。 しかし今回ご紹介します、ブッ飛びカースタント・ベスト10をご覧になったあかつきには、これらのクルマで自慢のドラテクに磨きをかけたくなっちゃうかもしれません。そう、たとえばトップ画像のキリ揉み回転大ジャンプのようなスタントを見たら...。 では以下で、ニヤリとするモノや楽しくなっちゃうモノ、そしてSUGEEE! とぶったまげるスタントまで10選、カウントダウンしていきましょう。エンジン・スタート!
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第10位:グーグル・ストリートビュー撮影車がとらえた皮肉的瞬間
これはスタントとは違いますが、クスリと笑える写真です。スウェーデンに在る、フォルクスワーゲン本社の玄関前に、我がモノ顔で停められたフィアット。道場破りにでも来たのでしょうか?(笑) 相変わらずグーグルの撮影車は良い意味でKYですw
第9位:ホンダが舗装したミュージック・ロード シビックのコマーシャルのため、高速道路に微妙な感覚で刻まれた溝。これは走行中のタイヤの摩擦音が、あたかも音楽を演奏しているかのように聴こえるようにデザインされた、居眠り運転防止用の道だとか。実際に現地で運転してみたいですね!
第8位:1993 ジープ・グランド・チェロキーの登場 新車のプロモーションといえば、お決まりのパターンで大自然を走らせてみたり、はやりの芸能人に運転させてみたり、画面いっぱいにダンサーたちが楽しく踊ったりするモノばかりですが...グランド・チェロキーは、そんなヤワじゃありません。
ガッシャーン!! デトロイト州ミシガンにあるコボ・センターの正面玄関のガラスに、突っ込んでそのワイルドさをアピール! デトロイト・ロック・シティ!!
第7位:「街の遊撃手」いすゞジェミニの大規模スタント・コマーシャル
おっさん世代には懐かCMですねー。何台ものジェミニが同じ動きでランデブーしたり、パリの街中を片輪走行したりと、非常にアクロバティックかつ芸術性の高いCMでした。
第6位:トヨタ・タンドラがパワフルな牽引力と制動力を見せつける! 砂漠に建造された巨大シーソーで、タンドラが約5トンの荷車をひっぱり、勢いの付いた下り坂でも自慢の大型ディスク・ブレーキがクルマをピタっと止めるデモンストレーションCM。ムダに大げさなセットがスゴい!
第5位:ホットウィールズがリアルサイズのコースで世界記録樹立! 普段はミニカーとしてお馴染みのホットウィールズですが、人間が乗るのと同じサイズのクルマを用意し、ソレに合わせたコースが造られました。運転するのは、世界的に有名なレーサー/スタントカー・ドライバーのタナー・フォウストさん。
オレンジ色のコースが独特で、ついオモチャっぽく見えてしまいがちですが...ワオ! 華麗なジャンプで、見事に世界記録を打ち破りました!
第4位:20日間で10万キロを走り続けたサーブ 動画にハデさはないものの、地味~にスゴい記録をゲットしています。アラバマ州のスピードウェイで超長距離を走ったサーブ。20日間で10万キロを走り続けた結果、21個もの国際スピード・レコードと、2個の世界記録を手に入れたそうです。レーシングカーではなく、5人乗りの乗用車というのがミソ。ホント、地味にスゴいです。
第3位:アウディー・クアトロがスキーのジャンプ台を駆け上る!
これは伝説の4輪駆動をアピールするために、雪が降り積もるジャンプ台をグングン登ってゆくアウディーCM。あまりにも印象的な映像とインパクトだったため、このCMの放映から19年経った2005年には、現代的にリメイクされたCMが作られたのだそうです。
第2位:GMCジミーがバンジージャンプ! トヨタ・タンドラ同様、重い荷物を引っ張る状況の多いアメリカ。GMCの考えでは、牽引力には強靭な剛性を持ったフレームが必要だ! というクレイジーな発想で、渓谷に架かった鉄橋から決死のバンジージャーンプ!
第1位:シボレー・ソニックもバンジー! そしてキックフリップ&スカイダイビング&音楽演奏! GMCジミーやったバンジーも、ホンダ・シビックがやった音楽演奏も、タナー・フォウストさんが飛ばしたホットウィールズもクレイジーでしたが、ソニックはそれらの斜め上をブッちぎっちゃいます。
巨大スケートボードの上をキックフリップしてしまうなんて、クレイジーを通り越してエクストリームですよね! スカイダイビングは言うに及ばず、プールに向かってバンジーするソニックもクールですが、砂漠にピタゴラスイッチ的な装置を並べまくり、1曲完成させてしまう音楽演奏も激オススメです。リンクからそれぞれ個別にどうぞ。
というわけで、ハデなスタントも地味な写真も、人類とクルマの発展の歴史を垣間見たような10選でしたね。みなさんがお気に召したモノはありましたでしょうか?
(Top Photo Credit: GM)
The Ten Craziest Stunts Pulled By Automakers [JALOPNIK] (岡本玄介)