一枚上手ってのはこういうのを言うんでしょうね。
頭脳戦も体力勝負も、これまでスポーツやゲームにおいてのマシーン対ヒューマンという勝負は数え切れないほどありましたが、今回はそんな歴史に新たな1ページが加わります。
本日ご覧いただきたいのは、ドイツKUKA社が製造している産業用ロボットのデモンストレーション動画です。製品を組み立てる代わりに、プロの卓球選手とピンポン・バトルでその性能を存分に発揮します。
前半はロボットが圧倒的な強さを見せつけますが...? 後半は人間の頭脳とテクニックで猛追撃を繰り広げます。
非常に見応えがある一戦です。以下でさっそくレッツ・ピンポン!
【大きな画像や動画はこちら】
うぉ! 最後はロボット5台を一挙に...!?
可搬量6キロ、最大リーチは約901ミリという巨大なアーム型ロボット[KR 6 R900 SIXX (KR AGILUS)]。これは機械の積み込みや梱包、仕分け、取り付け&取りk外しなどを得意とするロボットで、腕1本で出来ることであれば正確な動きで色んなことをこなせるんです。
対する人間は、ドイツのプロ卓球選手ティモ・ボールさん。卓球界のスターである彼は、現在KUKAロボティックス社の中国支社で、このロボットをプロモーションするべく大使としてのお仕事もされているそうです。
というこのマシーンとプロ卓球選手。飛んできたボールに的確に反応し、ティモ選手を左右に揺さぶって体力を落とす作戦はお見事ですが...必然か偶然か、ネットに引っかかって失速したボールには反応できず、そしてテーブルの角ギリギリを狙ったショットにも反応できませんでした。
そこに目をつけたティモ選手の猛攻は快進撃でしたね。テーブルに思いっ切り叩きつけて、ロボットのリーチより高くバウンスさせるショットも相手がコレだからこそ。
もうこれでアーム型のロボットによる卓球は、人間には勝てないことが解りましたね。きっと抱腹絶倒のエンタメ・ピンポンをプレイした、熟練のあの選手たちでも鼻歌交じりに勝てちゃうことでしょう。
The Duel: Timo Boll vs. KUKA Robot [KukaRobotGroup via Kotaku]
(岡本玄介)
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