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『アメイジング・スパイダーマン2』は、非現実的な動きが沢山登場するにも関わらず、何だか説得力があって違和感無く最後まで見ることが出来ます。それは、重力を計算し、細部までリアルを追求したからみたいですよ。
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io9が取り上げた『アメイジング・スパイダーマン2』の物理学動画をご覧頂きたいと思います。それでは、以下から詳細をどうぞ。
『アメイジング・スパイダーマン2』は、監督であるマーク・ウェブのこだわりで、スパイダーマンがビル街を巧みにネットを利用して軽やかに移動するシーンを、より現実的に表現しようとしました。そこで、VFXのデベロップメント・チームは、重力を計算してどの位置に着地するべきかのガイドを示すツールを開発したのです。
さらに、スパイダーマンのコミックに描かれているポーズを単なる決めポーズではなく、意味のある動きとして忠実に再現しようとしました。そこで、それらの動きを本当に生身の人間が行うことが出来るのかを、プロダクションのスタント・ダブルの協力を得て検証しました。
人間として、どのような動きになるか計算をしています。
その動きをリファレンス・ガイドにしたことで、アニメーターたちは、より説得力のあるアニメーションを付ける事が出来たのです。このプロセスのお陰で、本作ではこれまでに無かった「オーバー・ハンド・スクランブル」(移動しながらウェブをたぐり寄せるような動作)が可能になりました。
また、筋肉の動きにもこだわりを持っており、シルエットやボリュームは、個々のライティングに合わせてアニメーションが付けられています。コミックのスパイダーマンのように筋肉の隆起をハッキリと、印象的に見える様にしているのです。
筋肉のシミュレーションでは、体の内外から加わる力によって筋肉がどのように揺れるのかを計算しました。また、今作のスパイダーマンの衣装は、これまでのものより柔軟性が高くなっており、筋肉の動きや風圧等の影響すら表現出来るまでに進化しているのです。
[via Art of VFX via io9]
(中川真知子)
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