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本日の美術のお時間は、立体造形ではなく写真芸術です。
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中国からのお土産でしょうか?
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カンフー・ファイティングでバトルしている少林寺のお坊さんや、春麗のような少女たちの陶磁器のフィギュアが...破裂して砕け散っていますよ!?
これは地上3メートルの高さから垂直に落下させたフィギュアが、地面にぶつかって粉々に破裂する、まさにその瞬間を高速カメラで撮影した写真作品なのです。
では以下で、爆裂するカンフーをいろいろと観て行きましょう。
腰砕けな掌底突き!
スピニングバードキックをその身を犠牲にする!(ように見える)
ほぼ原型を保っているようにも見えますが、絶妙なバランスで手足や胴体が分裂しており、いかにも決定的瞬間を捉えた! って感じですね。落下時の衝撃音でシャッターが切れるように細工をして撮影するのだそうです。
少林寺三十六暴!
見事に決まったパンチと思いきや、首もフッ飛ぶ!
文字通り、足元から崩れ落ちる!
いったいどんな究極神拳なのか!?
ということで、「SPLOID」で紹介されていたこれらの写真作品は、ドイツのデュッセルドルフにお住まいのフォトグラファー、マルティン・クリマスさんによるアートです。
陶磁器はどこかで買ったものでしょうけれども、それを落として破壊する瞬間を収める、いわばコンセプト・アートなのですね。これら一連の作品群を拝見していると、どんなに強い者でも盛者必衰の理、諸行無常の響きありって気がしてきます。
大きく引き伸ばされ、額装されたこれらの作品はこれまでドイツ各地やアメリカ、カナダなどでの展覧会で展示されきたそうです。そのうち日本にも巡回しませんかねぇ?
Photos taken at the moment of crash make these figurines fight for real[SPLOID]
(岡本玄介)
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