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訴えられていない日数カウンターが海外の公式サイトに設置されるなど、そのスキャンダラスさに注目が集まっていますが、どんな内容の映画なのか謎に感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、本作の中身に関して極力ネタバレせずに紹介するよ、ハハッ!
......やや何かに怯えつつ、まず伝えておきたいのは、本作はディズニー愛の詰まった作品だということ。アトラクションの回り方や、一部セットで作り上げられたディズニ・ワールド/ランドの風景など、わかる人にはわかるネタが盛りだくさんです。
とはいえ、「ダーク・ファンタジー」というキャッチフレーズの通り、本作にハッピーなファンタジー展開はありません。かといって、「ディズニー愛」にあふれているので、ディズニーをただいたずらに不謹慎にいじっているわけでもないのです。
子供の頃、ディズニー作品の一シーンに恐怖したことはありませんか? 以下などは、今冷静に見てもなかなか恐いです。
最近の作品にはこういったシーンは少ないように感じますが、ディズニーの世界にはどこか可愛らしさと不穏さが同居する、ダークな側面があります。
さらに、ディズニーの世界やキャラクターはその一種の潔癖さ故に、それが少しでも歪むと一気に生々しく、強烈に感情を揺さぶる表現へと変化します。
『エスケイプ・フロム・トゥモロー』は、このような元々ディズニーの世界が持っている(少なくとも一定の観客にはそう感じられる)、ダークな魅力を再現、強調した作品です。
シュールかつ不穏な出来事が主人公たちの身に起こる一方で、ディズニー都市伝説を思わせるシーンがあったり、主人公であるお父さんがあまりにも思考が中学生だったり(でも男って少なからずこういう生き物......)と、ユーモラスな場面も多いです。
そういったややブラックな笑いも含め、夢の国で見る白昼悪夢のような作品なので、ディズニーが好きな方もそうでない方も、ただスキャンダラスなだけの映画でしょ? と決めつけず、鑑賞してみてはいかがでしょうか。
『エスケイプ・フロム・トゥモロー』は、7月19日(土)より TOHOシネマズほか全国期間限定ロードショー!
[『エスケイプ・フロム・トゥモロー』公式サイト]
[『エスケイプ・フロム・トゥモロー』公式サイト(海外版)]
(スタナー松井)
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