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単に言葉を覚えたりするだけでなく、写真を撮ったり伝言を伝えてくれたりと、癒されるだけでなく機能的なんですよ。
マサチューセッツ工科大学のシンシア・ブリージール氏によって開発されたソーシャル・ロボットの『Jibo』は、話している人の方に向きを変えて、面白い反応をすることが出来ます。しかも、お値段はタブレット端末と同じくらいのお手頃価格です。
Media LabでPersonal Robots Groupを指揮するシンシア・ブリージール氏は、表情豊かなロボットの製作者として有名。彼女がデザインしたのが、インタラクティブ・コンパニオン兼家族のヘルパーとなるJibo。Jiboの魅力は、パワフルなセンサーやプロセッサーではなく、その高い情緒的能力で、他のガジェットと異なり、人と心を通わせるようにコミュニケーションが取れるのです。
「感情は、人間らしいテクノロジーにおける新しい波なのです」とSpectrum IEEEに語ったブリージール氏。感情を持つロボットといえば、3歳の知能を持ち、少年のような外見をした『Adam Z1』を思い出す人もいるかもしれませんが、Jiboは、『ウォーリー』のウォーリーとイヴ、そしてピクサーのランプを足して2で割ったものをアップルが製品化したようなシンプルな外見をしています。
アシスタント:重要なタスクやイベントを優しく思い出させてくれます。
メッセンジャー:家族のメンバーを覚えて、正確な時間と場所で、誰がどんなメッセージを残したのかを伝えてくれます 。
フォトグラファー:動きや言葉、笑顔といった自然な手がかりを感知し、いつ、誰が被写体としてポーズをとっているのか認識してくれます。
アバター:認識/追跡カメラによって、向きを変えたり、人を見たりする事が可能。まるで、あなたも部屋にいて家族と一緒に過ごしているかのようにビデオ通話ができます。
ストーリーテラー:サウンドエフェクト、グラフィック、動きが、聞く人に共感してもらい易いインタラクティブな読み聞かせやストーリーテリングの経験を与えてくれます。
コンパニオン:あなたのためになりたい、あなたの心に添いたいと願うJiboの存在が、人々に笑顔をもたらし、安らかな気分にしてくれます。
Jiboは、まだ開発段階ですが、事前予約は受け付けられています。既に「正規価格は400ドル(約4万円)のところ、特別価格で99ドル(約1万円)」プランは売り切れてしまっていますが、499ドルのホームエディションや599ドルのデベロッパーエディションなら、まだ予約可能のようです。
また、indiegogoでは、来年の発売に向けてJiboの開発費用を受け付け中。驚く事に、受付締め切りまで30日も残っているにも関わらず、目標額の10万ドル(約1000万円)を遥かに越えて、34万ドル(約3400万円)以上も集まっているようです。それだけ期待されているということなんでしょうね。
より詳しい内容は、IEEE Spectrumで読む事が出来ます。興味がある方はチェックしてみて下さい。
This Social Robot Is Designed to Become Part of Your Family[via io9]
(中川真知子)
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