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絶対今このボタン押したのに! コントローラーのばかぁー!
テンポの早いゲームをしていると、自分ではミスすること無くプレイしているはずなのに、コントローラーやゲームのせいでライフを失っちゃった! と言い訳してしまうこと、たまにありますよね。でもそれって、ゲームがラグってるわけでも、コントローラーがおかしい訳でもないんです。実は犯人はあなたの脳みそ!
Revision3やディスカバリー・ニュースのホストをやっていたアンソニー・カルボニさんが、その仕組みを詳しく解説されていますので見てみましょう。
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人がものを見るときには、まるでIMAXのように膨大な情報を逃すこと無く正確に認識している...と思いたいところですが、実際には安物のHDテレビのように、初期設定で情報がフィルターされたりスムーズ化処理などがなされているのです。
目から入った情報が脳で処理されるのまでには80ミリ秒の時間がかかります。あなたが、目から入った情報に気づくのは、80ミリ秒後のことなのです。もしゲームが60フレーム/秒(60fps)だったら、1つのフレームが画面に表示されるのは大体17ミリ秒。
良いHDモニターは10~15ミリ秒(HDテレビは15~40ミリ秒)の遅延があるので、1フレームよりも短い。でもあなたの脳みその遅延はその5倍もあるのです! 5フレーム分遅いのです。
しかし私たちの脳みそはこれを補正するため、将来何が起きるのか予測します。これは「ニューラル予測」と呼ばれ、視床前核背部(Anterior dorsal thalamic nuclei)で起こっていると考えられます。起きたことを観察し、将来に役立てるために記憶します。
例えば「ボールは前方に弧を描きながら飛ぶ」といったようにルール化できます。新たに遊ぶゲームの中でのモーションは、特に他のゲームに似たオブジェクトが登場するゲームによってその挙動が違うので、どう動くか予測がつけにくなります。そのため、脳が古いルールを使うのをやめて、新たなルールを作るのにも時間がかかります。
毎日膨大な量の情報を処理しないといけない中で、すべての情報に常に気を配っていたらオーバーロードしてしまいます。そのため脳は視床枕核で「知覚ゲーティング」(Sensory gating)を行います。その時々で重要な情報を選びだし、どの情報を脳の他の部位に通過させ処理するかを選定するのです。
ただし、何か非常に異質なものや予期しないものがあり、脳にそれを処理するルールが存在しない場合、不要な情報と判断してほっぽり出してしまいます。特にストレス状態の時や、極度に集中している時...例えばゲームをしている時です。
つまり、あなたの脳がそこに弾丸が来ると予測していなかったら、それはあなたが見ていないも同じことなのです。
ボタンを押したつもりでも押されていないのも同じ理由です。私たちは神経学的レベルで「自分のせい」にされるのを嫌っています。そのために、出来事を自分の予想に合わせるために時間の流れを変えてしまいます。
昨年行われた研究で、被験者たちはボタンの付いたパネルの前に座らされ、一つづつボタンを押すように指示されました。
ボタンによって、押すと聴き心地の良い音が流れるものと、聴き心地の悪い音が流れるものがありました。ここでボタンを押してから音が聞こえるまで遅延があるかどうかを被験者たちに確認します。
結果は、被験者全員が「嫌な音は流れるまでに時間がかかった」と答えたのです。でも実際にはどの音も同じタイミングで流れていました。
ネガティブな結果を出した原因を「自分」にしたくない私たちは、そのネガティブな結果から距離を置こうとするのです。(動画では「自分では落ちる前にジャンプボタンを押したと認識」しているけれども、実際には既に落ち始めてからジャンプボタンを押しているところが写っています)。
ゲーム開発者たちもこの現象をどうにか対処しようと頑張っています。レベルデザインでは、ライティングや色により重要な情報が認識しやすいように。よく出来た衝突判定は実際に衝突する前に反応する時間をくれます。
オンラインゲームではラグやレイテンシーを補償するシステムがあります。ローカル対戦では皆が同じレベルで遊べます。でも反応速度だってフィルターする物事だって人それぞれ。
だからゲーム機のせいでもゲームソフトのせいでもなく、非があるのは自分の脳みそです。
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集中力を高めるためにコーヒーブレイクを取るのもいいかもしれませんし、もしかしたら脳が疲れているのかもしれません。ゲームのし過ぎで死なないためにも、適度な休憩を取って不出来な脳みそをいたわりながら遊びましょう!
Turns Out Even Our Brains Have Lag[via Kotaku]
(abcxyz)
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何だこの記事。コントローラーが正常な状態が前提って・・・現実世界でそんな前提はありえないし、仮にそうであって、たとえ同じ型でも他人のコントローラーなら使い勝手が違うということもよくあるし。ラグで相手がワープするのも脳のせいなのか?
ゲームやってる奴には2ch脳が本当に多いな
あくまでそういう事もあるという話をしているだけだろう
そんな頭してよく人の事言えるよなw
結局は自分のプレイスキルってことだよ。
なるほど
絶対押したと思っててもリプレイ見ると数フレームあとに押してたりするもんなwwwwwwwww
そもそもコントローラに欠点があると分かってて使ってる人がいるんだなって事はなんとなく理解しました。
その上で駄目だったとか言うのはちょっと良くわかんないですね。
それでストレス溜めるくらいなら買いなおすか修理してもらえば済む話だと思います。
ゲーセンなら店員さんに直してもらえばいい話ですし、その上でやってもなお駄目ならやりこみの差としか言えませんよね。
どんな条件のコントローラであっても慣れれば意外と気にならないものですよ。
所詮ただの理論だからなぁ1プレイごとに新品の問題のないコントローラーを用意するのとか現実的に考えて無理だし、結局どこかで機械のせいになってくる
ゲームハードの遅延、特にPS3のひどすぎる遅延は無視か
恥ずかしい記事だ
いやウチのコントローラーの場合は中のバネがイカれてて押したボタンが戻ってこないから脳の所為じゃないですって(震え声)
ゲームのし過ぎで操作ミスするのは錬度が足りないからだ!と知り合いの廃人は言ってます(
脳の中では思い描いているように動いていると思ってるから起こる現象だと思う
というか普通に使ってたらコントローラーなんて壊れないけどな
CODBO2、BF3やってたPS3のコントローラーも当時はキレてぶん投げたりもしたけど現役だし
PS4のコントローラーももちろんばっちりだし