【大きな画像や動画はこちら】
おなじみDid You Know Gamingが、今回はゲームの中に隠されたイースターエッグ(ゲーム製作者たちが作中に隠しこんだ小ネタ)の数々を紹介しています。
『スーパーマリオ64』から『スーパーマリオギャラクシー2』まで、面白楽しいものからトップ画像の不気味な人影まで、ドドンとご紹介!
---------------------------------------
■『スーパーマリオ64』
・120個のスターを集め、自らを大砲で城の屋根の上に飛ばすと、ヨッシーがいる。
・ルイージ、ワリオ、ヨッシーとしてもプレイできるニンテンドーDS版では、ニンテンドー64版のエンディングへのオマージュとしてゲームのはじめに城の屋根上にヨッシーの姿が確認できるようになっている。
・120個のスターを集めたボーナスとして、さむいさむいマウンテンのレースペンギンと再戦することができる。しかし最近あまりレースをしていないとのことでペンギンは太ってしまっている。しかしレースで勝つのは以前より難しい。
捕まえるのにちょっとだけ苦労した彼
・城の地下に登場する新たなキャラ、うさぎのようなミップ(MIPS)の名称は、ニンテンドー64に使用されているマイクロプロセッサー「Microprocessor without Interlocked Pipeline Stages」からきている。
・ミップは元々ゲーム開発初期段階のテスト用に作られたのだが、製作者たちに気に入られたためそのまま作中に登場。城内のボーナススターを集めるのに必要なキャラとなった。
・ミップを捕まえる際には、『不思議の国のアリス』の白ウサギへを思い起こさせる「重要な約束がある! お茶会に遅れてしまう」セリフが表示される。
・カートリッジ容量を節約するため、クッパの笑い声はテレサの笑い声としても使われている。
・キャラクターの音声をスピードやピッチを変えて再活用するという手法は『マリオ64』から強い影響を受けている『バンジョーとカズーイの大冒険』でも使われている。
・「てんくうのたたかい!」の無限階段のテーマ曲には、「シェパードトーン/無限音階」という手法が使われている。これは、曲のピッチが際限なく上がっていくような錯覚を起こさせる手法で、無限に続く階段にぴったり。
・無限階段を登り切り進んだ先には4つの石柱があるが、そこにはクッパがマリオに向かいファイアーボールを放つ姿が8ビット風に彫刻されている。ファミコンでのマリオとクッパの戦いへのオマージュか、この先に待ち構える戦いの予告かも。
「ごまだれ〜」じゃないですよ。
・DS版では新たなミニゲームが収録されているが、「花占い」で3回連続遊ぶと、『ゼルダの伝説』からの曲が流れる。『スーパーマリオブラザーズ3』、『時のオカリナ』で流れたものと同じメロディーだ。
・日本では、再リリース版となる「振動パック対応版」が発売されており、これはインターナショナル版とも言えるものとなっている。海外版に施された変更点がそのままのほか、ロングジャンプバグが修正されており、振動パックにも対応している。
・「振動パック対応版」には全く新しいイースターエッグも含まれている。「Press Start」画面でZボタンを押すと。背景がマリオの顔で埋めつくされる。これはフレームバッファを利用しているので、でかいマリオの顔に合わせて動く。
■『スーパーマリオサンシャイン』
・この作品は全て英語となるようプロデュースされたユニークな作品である他、キャラクターの音声も他のマリオ作品よりも長くなっています。
・何故か日本版では、チャールズ・マルティネさんによるマリオのセリフで海外版では使用されていないものが含まれている。オープニングでピーチ姫がニセマリオを見つけるところ。
・しかし地名はイタリア語で、レースのライバルとなるモンテマンも英名は「Il Piantissimo」とイタリア語風。
一体彼は...!?
・モンテマンのマスクの下には『時のオカリナ』の走る男が入っている。
・オープニングで登場するポンプは、『ルイージマンション』に登場するオバキュームの発明者でもあるオヤ・マー博士によるもの。
・ポンプがマリオをスキャンする際、画面左下にはマリオの登場する有名な作品からの動画が、右下には作品名が並んでいる。だが右下の作品名の『スーパーマリオカート』、『マリオカート64』を示す部分には「カート/kart」であるべきところが「kirt」とスペルミス。
・「シレナビーチ」ステージの最初のレベル、「ふしぎせいぶつマンタしゅうらい!」にはスティーブン・キングの小説『シャイニング』へのオマージュが。
『シャイニング』の中で、オーバールック・ホテルの料理長ディック・ハロランが「幽霊のようなマンタの形がホテルの上を浮かび去っていった。紙のように薄く、影のようでもあり、小さな形へと分かれていった後、煙になり流れ去った」様を目撃している。マリオはホテル・デルフィーノ近くで「マンタ」の影と戦うこととなり、マンタの影に水をかけると小さな形へと分裂する。
・ホテルの中庭は上空から見るとゲームキューブのコントローラーの形。
・ホテルの中で掃除しているモンテの掃除人は「幽霊が出て問題を起こす。誰か掃除機で幽霊を吸い込んでくれれば」と『ルイージマンション』への言及が。
・英語版ではモンテは「Pianta」という名称で、これはイタリア語では「植物」を意味します。しかしイタリア語版ではモンテの名前は「Palmense」、これは「ヤシの木」を意味するイタリア語をもじったもの。しかし日本版の「モンテ/Monte」は英語では「Mountain/山」を意味する事に。モンテの形が山のようだからでしょうか。
・「マーレのいりえ」の「ビンのなかのあかコイン」ミッションにはとても奇妙なイースターエッグが。瓶の底の岩にはマリオが入ることのできない小さなドアが。
カメラを動かしドアの後ろを見ると、小さな茶色の本が存在することが見える。これが何を意味しているのかははっきりわからないものの、このステージのBGMは元々「The Book In The Bottle(ビンのなかのほん)」という名称だったので、当初はあかコインではなく本を集めるミッションだったのかも。
■『スーパーマリオギャラクシー』
・新アイテム「スターピース」は金平糖(こんぺいとう)が元になっている。『スカイウォードソード』に登場する「感謝の気持ち」も金平糖が元だそう。
・チャレンジボールギャラクシーには『ゼルダ』シリーズの青いルピーの形にスターピースが並んでいるところがある。
・9999個のスターピースを集めると、ゲーム中のココナッツがスイカに変わる。
オージュがいろんな場所に散りばめられています。
・本作のステージには他の任天堂作品へのオマージュがたくさん。「スターダストギャラクシー」には『ピクミン』シリーズのキャプテン・オリマーのドルフィン号そっくりなものが。「フローターランドギャラクシー」には『ポケモン』のモンスターボールのようなものが存在する。
・「トイボックスギャラクシー」には、おもちゃの電車が隠されているところがある。
・ボス「モグキング」本作レベルデザインディレクターの林田 宏一さんが声を担当している。
■『スーパーマリオギャラクシー2』
・ヨッシーが登場する本作ですが、前作『スーパーマリオギャラクシー』にも元々はヨッシーを出すことを考えられていたそう。レベルデザイナーに、新たな地形や重力シフトなど、これまでのマリオ作品になかった新たな要素のある中でレベルデザインに集中してもらえるようにするため、ヨッシーは前作では出てこなかった。
T.ヨシザウルス・ムンチャクッパスが宇宙のドラゴンに
・ワールド1の「空島ギャラクシー」にはヨッシーの家がある。最初のミッションを選択し、ヨッシーの家に行くと「御用の方は裏口へ」との看板がありサインは「Yoshi(ヨッシー)」となっているが、このレベルを離れ、3番目のミッションを選択すると、看板に書かれているメッセージは変わらないもののサインが「Yoshi the space dragon(スペースドラゴン・ヨッシー)」となっている。
・「スカイビーチギャラクシー」にはモンテをはじめ『スーパーマリオサンシャイン』のドルピック島からの要素がたくさん登場する。
・「秘密のアスレチックギャラクシー」は『スーパーマリオサンシャイン』の「リコタワーのひみつ」のリメイクとなっている。
・「なつかしの砦ギャラクシー」では『スーパーマリオ64』のステージが再現されている。バッタンキングのセリフもそっくりそのまま。
・ルーバのセリフは状況によって変化する。朝はやくプレイすると「眠い」とフキダシに表示され、マリオに「まだ朝早いでしょ、とても眠い」などと言う。77個、777個、7777個のスターを持っている時に近づくと、「ラッキーだね!」と言う。9999個スターピースを持っていると「何が起こるの? きっとイイことだね!」と言う。
あれは誰だ−ッ!
・本作で一番奇妙なイースターエッグは「かちこち溶岩ギャラクシー」にある謎の人(宇宙人?)影。プリレンダーされた崖には近づくことは不可能で、そのテクスチャーは「Hellvalleyskytree」(地獄谷スカイツリー)というレーベルになっており、空は「Beyondhellvalleysky」(地獄谷の向こう側)というレーベルで、「チャンピオンシップギャラクシー」の一部にもこのテクスチャーが使用されている。
プレイヤーからの距離が固定されている存在なため、ハックしても人影に近づくことはできない。人影は『もののけ姫』にも登場した木霊/こだまにも似ていることから、これが木霊ではないかという説が一般的。
---------------------------------------
今回も様々な小ネタや豆知識がありましたが、それにしても最後の不気味な影は何なんでしょうね。
スーパーマリオの初期のミームや、ヨッシーのフルネームなどコタク・ジャパンでは沢山の豆知識を紹介してきました。海外ではゲームのなかの不気味な存在としてかなり知られた存在となっており、オンラインミームのWiki、KnowYourMemeや、ゲームに出てくる怖いネタ「CreepyPasta」を集めたサイトSpinpastaにも掲載されているほど。気になって夢に出てきそうなので、どなたかこの影について詳しくご存じの方がいたらご一報ください!
The Creepiest Super Mario Easter Egg[via Kotaku]
(abcxyz)
関連記事