タイムスピナー制作者インタビュー


あぁ、古き良きピクセルアートよ!

以前コタクで紹介した、Kickstarterで出資者を募集していた2Dアクションゲーム『Timespinner』。最終的な調達金額はなんと目標額の三倍にまでのぼり、多くのユーザーがリリースを心待ちしている今日この頃です。


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そんな『Timespinner』の開発者であるボディ・リーさんに、縁あってインタビューをさせて頂きました。リーさんは『Timespinner』の開発元であるLunar Ray Gamesの創立者で、本作ではオーディオ関係以外の部分、ピクセルアートやデザイン、プログラムを担当されています。




■『Timespinner』を制作するに至った経緯は?

リーさん::子供の頃から想像力が逞しく、それが自分のゲームストーリーの世界、エルニアという世界を創り出すことにつながりました。自分が成長するに伴い、ゲーム制作を仕事にしてエルニアの世界を舞台にしたゲームを作りたいと思うようになりました。

何年か経ち、大学のゲームプログラミングの授業で最初の『Timespinner』のプロトタイプを作りました。それを他の全生徒のプロジェクトと競うコンペに出し、私のプロジェクトが1位になりました。その後、『Timespinner』を本格的なゲームにしようと決意し、今に至ります。


■開発の際、どのような部分を意識しましたか?

リーさん::『Timespinner』の開発で一番意識したところは、美しくて没頭できる世界を作り、そこでプレイヤーがエルニアの世界の持つ魅力と豊かなストーリーを、体験できるようにすることです。


■『ロックマン(Megaman)』や『悪魔城』を思わせる正統派2Dアクションという雰囲気を強く感じましたが、日本のゲームにどのような印象をお持ちですか?

リーさん::初めてNESコンソールで遊んだ時から日本のゲームをプレイして育ってきましたから、日本のゲームは大好きです。『Timespinner』は私の大好きな日本の2Dコンソールゲーム、例えば『ロックマンX』、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』、『スーパーメトロイド』などからインスパイアを受けています。


■好きなゲームを教えて下さい。

リーさん::私のお気に入りは:『ファイナルファンタジータクティクス』、『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』です。素晴らしいピクセルアートは大好きですからね!



■最後に、読者に対して一言お願いします。

リーさん:もしあなたがこれまで述べてきたようなピクセルアートのゲームが好きな方なら、『Timespinner』はきっと気に入ると思います!




リーさんはマイクロソフトやバンジーで5年間ゲーム制作を経験した(『Destiny』など)後に、フルタイムでゲーム制作に専念するためにバンジーを辞めてLunar Ray Gamesを立ち上げたそうです。そして生まれたのが、『Timespinner』。

実際に僕もβ版をプレイさせてもらいましたが、キャラクターの操作感は『ロックマンX』に近いキビっとしたテイストでした。時を止めるという要素も斬新かつ重要で、止めてる間に敵を足場として利用することでアイテムをゲットできたりもします。やみくもに殲滅するのではなく、怪しい場所では一考するような謎解き思考が楽しい。

『Timespinner』は2015年11月の配信をメドに鋭意開発中。Windows、Mac、PS4、PSvita、3DSでの展開を予定しています。早く触りたいんだぜという人には公式サイトではプレオーダーも受付中です。

ピクセルアート愛、スーファミ愛をビンビンに感じる名作の予感...いや、これはもう実感ですね。


Lunar Ray Games

ヤマダユウス型

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RSS情報:http://www.kotaku.jp/2014/10/timespinner-interview.html