みなさんの持つ実写版バットマンのイメージは、ティム・バートン監督によるダークファンタジーなマイケル・キートン版バットマン、それともクリストファー・ノーラン監督のスタイリッシュなクリスチャン・ベール版バットマンでしょうか?
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アメコミの『バットマン』は1940年に創刊されて以来75年に渡って愛され続け、テレビシリーズ化されたり、アニメ化されたり、実写映画化されてきた歴史のあるコンテンツです。
そして、今でこそ「バットマン=ローボイスの億万長者でクールなダークヒーロー」というイメージが定着していますが、その昔はボディフィットタイプの『キックアス』系コスチュームを身にまとったヒーローとして描かれ、悪と戦い治安維持に全力しながら、お茶の間に冒険と笑い(多分)を届けていたのです。
今回はそんな新旧のバットマンの映像を1本にまとめた動画をご紹介。これを見れば、バットマンがどれくらい進化したのか? が理解できると思います。
この動画の作者は、以前紹介した「タランティーノ映画の効果音をまとめた動画」の編集者ジェイコブ・T・スウィニーさん。
1940年代にコロンビアピクチャーズから配給された連続活劇『The Batman』と『Batman and Robin』から、ウィル・アーネットが声を務めた『LEGO ムービー』のバットマンまでが収められており、作る人によっての印象の違いが分かります。
1989年の『バットマン』は、これまでのバットマンのイメージをひっくり返す格好良さ。それ以降、『バットマン フォーエヴァー』と『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』で少々ギャグ路線に傾きつつも、比較的クールさを保っています。そして、ノーランのシリーズで「バットマン=180度どこから見ても完璧にクール」というイメージが固定されたようです。
動画の終盤に登場する『バットマン ライジング』には昔の「ナヨナヨしたダサ系バットマン」の映像がフラッシュバックのように挿入されており、その進化を改めて念押しするような形になっています。
それにしても、こうやってみるとティム・バートン監督のバットマンキャラクターにおける功績は大きいですね。彼が作りあげた世界観が無ければ、今のノーラン監督のバットマンもなかったのではないでしょうか?
[via Laughing Squid via Toybox]
(中川真知子)
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