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やりすぎくらいがちょうどいい! パロディ映画の名作10選
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やりすぎくらいがちょうどいい! パロディ映画の名作10選

2015-05-11 21:30
    パロディ映画10選トップ


    映画にはアクション、SF、ホラーなど様々なジャンルが存在します。その中でも特殊なのがパロディというくくり。有名な作品やジャンルそのものを元ネタに作られたコメディ映画の数々です。


    【大きな画像や動画はこちら】

    自由なだけにヒドい作品(褒め言葉)も多い分野ではありますが「元の作品やジャンルが大好きなんだ」という熱い思いから生まれた映画の中には、独自の新境地へと到達した傑作も少なくありません。

    そこで今回はSCREENRANTが選んだ、映画史に残るパロディ映画10作品を、それぞれの予告編とともにご紹介します。


    ■『トップ・シークレット』(1984)


    エルビス・プレスリーっぽいロックンローラーが、ひょんなことからスパイとなって第二次世界大戦下の東ドイツで戦うというお話。日本では興行的に成功しなかったようですが、画面の端々に散りばめられたネタに終始笑いっぱなしで、愉快な時間を過ごせること請け合いです。


    ■『オースティン・パワーズ』(1997)


    『007』シリーズのパロディ。伝説の英国諜報部員オースティン・パワーズと悪の帝王Dr.イーブルの戦いを描く大ヒット作です。とにかく下らないので、頭を空っぽにしたい時にピッタリ。特に、何回か登場する脇役が死ぬシーンはどれも鉄板の面白さです。


    ■『ギャラクシー・クエスト』(1999)


    大人気のSFドラマ「ギャラクシー・クエスト」に出演していた俳優たちが、ドラマを真実のドキュメンタリー番組だと勘違いした宇宙人たちに請われて、彼らの星を救う戦いへと挑む物語。「スター・トレック」トレッキーと呼ばれるスター・トレックファン達がパロディ元となっています。

    俳優達がヒーローを演じなければいけない状況下で本当にヒーローになっていくという、パロディと言ってもメタ的な視点から描かれた熱い作品です。トレッキーがニヤリとするパロディが散りばめられていますが、知らなくても楽しめますし、この作品を観ればスター・トレックを観たくなるでしょう。

    また、本作は現在テレビドラマ化の企画が進んでおり、再注目されています。


    ■『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)


    ゾンビ(原題:Dawn of the Dead)』のパロディ。エドガー・ライト監督がサイモン・ペグ&ニック・フロスト主演で制作したスリー・フレーバー・コルネット3部作の第一作。『28日後...』や『ザ・ウォーキング・デッド』などシリーズによってイメージが変化する前の、古き良きゾンビ映画への愛が詰まっています。

    典型的なゾンビが蔓延する世界観の中で、主人公として2人のダメ男を配置したのは画期的でしたし、音楽を効果的に使ったテンポの良い、スタイリッシュな笑いが印象的です。

    残りのスリー・フレーバー・コルネット3部作である、『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!も同じくオススメ。


    ■『ヤング・フランケンシュタイン』(1974)


    フランケンシュタイン映画のパロディで、フランケンシュタイン博士の孫が研究を引き継ぎ、死体を甦らせてしまうというお話。

    コメディ映画の巨匠メル・ブルックスの傑作の一つで、個性の強過ぎるキャラクター達がニヤニヤさせてくれます。広川太一郎氏の名吹き替えが面白いので、吹き替え版も要チェックです。


    ■『裸の銃を持つ男』(1988)


    メル・ブルックスがコメディ映画監督としての巨匠ならば、レスリー・ニールセンはコメディ映画俳優の巨匠でしょう。そんな彼の経歴でもひときわ輝きを放っているのが、本作ではないでしょうか。

    典型的な刑事映画のパロディで、これでもかというくらいに詰め込まれた、下らないネタに息つく暇もありません。


    ■『凸凹フランケンシュタインの巻』(1954)


    お笑いコンビ、アボット&コステロを主人公にしたコメディ映画シリーズの一つ。多くの文学や映画を題材としたこの「凸凹シリーズ」の中でも、最も多くの要素を詰め込んだ作品です。

    タイトルはフランケンシュタインにしか触れていませんが、なんと狼男とドラキュラも登場します。しかも、狼男はロン・チェイニー・ジュニア、ドラキュラはベラ・ルゴシと、怪奇映画の大スターが代表作のはまり役で出演しているという贅沢さは、それだけでも一見の価値あり。

    現代に観た時にそのユーモアに共感できるとは限りませんが、紛れもなく、この時代を切り開いたアボットとコステロ、そして怪奇映画のスター達による古き良き映画です。


    ■『スペースボール』(1987)


    『スター・ウォーズ』ファンに是非見てほしいパロディ。ローンスターと相棒のバーフがダークヘルメットの宇宙征服を食い止めるために戦う、どこかで見たことがあるようなキャラクター達の物語です。

    ジョージ・ルーカスへのリスペクトが詰まっており、『スター・ウォーズ』のプロットを踏襲しながらも、物語は独自に展開。パロディとしてだけでなく、コメディSF映画としても良作です。


    ■『フライング・ハイ』(1980)


    パニックムービーのパロディ。毎分のギャグ量で言ったら、フライング・ハイの右に出るものはないでしょう。監督のジム・エイブラハムズとデビッド・ザッカーは『裸の銃を持つ男』や『トップ・シークレット』などのコメディ映画で大成功を収めましたが、彼らのキャリアを決定づけたのはこの『フライング・ハイ』です。

    そして、後のパロディ映画の道を切り開いたのもこの作品。有名な「Don't call me Shirley」という台詞から始まる息つく暇もない展開には、一回見ただけではわからない程の要素が盛り込まれています。コメディ映画はよく、ジョークをいったん止めて観客が一息つく時間を作りますが、「フライング・ハイ」は止まらずに加速していくのです。


    ■『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975)


    コメディ映画を語る上でモンティパイソンの存在は外せませんが、中でも特に人々の記憶に残っているのが、アーサー王伝説のパロディである本作。

    黒騎士との戦いから聖なる手榴弾まで、印象的なシーンは尽きませんし、超低予算での製作を逆手にとったまさかの演出の数々は、笑いと驚きの連続です。映画に限らず、現代の低予算ギャグ作品の原点となっていることがわかります。プロもそうですが、学生や趣味でコメディ映像を作っている人にも参考になるかもしれません。


    いかがでしたか? 今回ご紹介した作品以外にも、『最終絶叫計画』、『ブレージングサドル』、『ロビン・フッド/キング・オブ・タイツ』、『ホット・ショット』なども欠かせない作品ですし、比較的新しい映画にも『ゲットスマート』、『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』など、パロディ映画の名作は沢山あります。

    少し変わったパロディ映画というジャンル、あなたの好きな作品はなんですか?


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    Bud Abbott and Lou Costello Meet Frankenstein Official Trailer #1 - (1948) HD[YouTube]
    Spaceballs Trailer (1987)[YouTube]
    Airplane - Trailer[YouTube]
    Monty Python and the Holy Grail Official Trailer - John Cleese Movie (1974)[YouTube]

    勝山ケイ素

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