リメイク/続編が見たいドラマ


ブレイキング・バッド』や『ウォーキング・デッド』が大ヒットし、名作映画の前日譚やスピンオフとなる作品も多数製作され、さらには傑作『Xファイル』と『ツイン・ピークス』の新シリーズの製作が決まるなど、アメリカではドラマブームが続いています。


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もはや、どんなリメイクや続編、スピンオフのドラマが、いつ発表されてもおかしくはありません。そこで今回は、リメイク/続編が見たいドラマ4選をお届けします。


■『FreakyLinks』(フリーキーリンクス)

アメリカのFOX系列にて、2000年から1シーズン、13話しか放送されなかったテレビドラマ『FreakyLinks(フリーキーリンクス)』に、ぜひとも続編を! 

この物語は平たく言うと、若者たちが追いかける『Xファイル』。目の前で死んだはずの双子の兄が実は生きているという噂を追うべく、兄が残したウェブサイトに寄せられた超常/心霊/怪奇現象や都市伝説の情報を現場で検証しつつ、仲間や兄の元恋人(美人)と共に徐々に真実へと近付いて行きます

製作は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の会社で、番組公開前より同名のウェブサイトを(わざと素人臭く)作り、ネット上でもそこそこバズっていました。

最終話はシーズン2へ続くようなラストだったので、次を心待ちにしていたというのに......翌シーズンには全く別の新番組が普通に放送され、悲しいと同時にモヤモヤしたまま今に至る作品です。

岡本玄介


■『スペース・レンジャーズ』

NHKの海外SFドラマには『対決スペルバインダー』なんて長続きしたのもありましたが、個人的に忘れがたいのは1997年にNHKで放送された『スペース・レンジャーズ』です。アメリカでは1993年に放送された、宇宙コロニーを守るレンジャー達の活躍を描くTVシリーズですが、エピソード数はたったの6話(しかも米ではそのうち4話しか放送されていない)と、短命に終わった作品でした。

もっと続くことを期待していたのに尻切れトンボに終わってしまい、子供心に続きが見られることを信じて「前回の話で終わり? そんなはず無いよね、明日になれば、来週になれば、再来週になれば続きが見られるよね?」と、放送が終わってからもずっと心待ちにしていながらも報われなかった思いがあります。

『モータルコンバット』、『パール・ハーバー』にも出演した、強面日系俳優のケイリー=ヒロユキ・タガワさんがメインキャストの一人である他、『ベスト・キッド』のパット・モリタさん、アカデミー助演女優賞を受賞している他、迷作と言われるデビッド・リンチ監督の『デューン/砂の惑星』に出演、ゲーム『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズではナレーターとして参加したリンダ・ハントさんも出演しています。

『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』(2002年)も製作された14話中11話しか放送されず打ち切りとなりましたが、こちらはファンの間の根強い人気から、後に映画版『セレニティー』が作られました。でも時代が悪かったのか、ファンが少なかったのか、続編もリメイクも作られない不憫な『スペース・レンジャーズ』に対する愛が、自分の中ではまだくすぶっているんです。

どうしても続きが見たかった......という幼い自分の気持ち、誰か続きを作って満たして!

abcxyz


■『冒険野郎マクガイバー』

冒険野郎のマクガイバーが、豊富なサバイバル技術と科学知識でピンチを脱出していく、30年ほど前に放送されていたアメリカのアクションドラマ。主演は『スターゲイト SG-1』のジャック・オニール大佐役でも有名なリチャード・ディーン・アンダーソンです。

様々なピンチを、その場で手に入るあり合わせの物を使って爆弾を作ったり、仕掛けを作ったりして乗り越えていく、ちょっと変わったアクションものでした。一話完結型で見やすく、マクガイバーというキャラ自体がコミカルで、すごく良い人。当時小学生だった私はワクワクしながら見た覚えがあります。

「野郎」つながりの『特攻野郎Aチーム』はリメイクされたので、冒険野郎もぜひリメイクしてほしいです。

イズミのブオ


■『聖龍伝説』

秘宝「天使の涙」(不老不死になれるクスリ)の鍵である5つの水晶を巡って、「聖龍拳」を伝承した主人公の冴木聖羅が悪の「幻龍拳」と闘う格闘アクションドラマ。安達祐実さん演じる聖羅の名台詞「さあ、懺悔の時間だよ」は当時大流行しました(筆者の中で)。

もろに『北斗の拳』な設定の胡散臭さ、アクション・シーンのしょっぱさ、片岡鶴太郎さん直筆の技名の極大表示毎週のように死人が出るエクトリームさ、とんでもない裏切りがとんでもないタイミングで訪れる超展開など、現代のドラマではなかなか味わえない魅力が満載の作品です。

他にも、ケイン・コスギさんがレギュラー出演者の中でほぼ唯一本格的なアクションを見せ、父のショー・コスギさんと闘うことになったり、「俺の拳が泣いてるぜ!」という名言も飛び出したり、千葉真一さんや佐竹雅昭さんといった豪華ゲスト出演もあったりと、記憶に残る要素が非常に多かったので、この独特な「気」を保ったままの続編の製作を熱望します。

ちなみに安達祐実さんが大ブレイクしたドラマ『家なき子』同様、本作でも榎本加奈子さんが「いじめる」役として出演。当時の安達祐実・榎本加奈子タッグは今見ても良いに違いないので、VHSしか発売されていない『聖龍伝説』と『家なき子』のDVD化もお願いしたいところです。

スタナー松井


10 séries que vous avez oubliées[SMALL THINGS]
FreakyLinks (2000) - OPENING - [YouTube]
Space Rangers (1993)[YouTube]
冒険野郎マクガイバー オープニングテーマ[YouTube]
日劇 聖龍傳?-很冏的打鬥 (聖龍伝説 安達祐實)[YouTube]

(コタク・ジャパン編集部)

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