【研究結果】女性のほとんどは男性のアソコの詳細を認識しない
世の殿方は、ほとんどがご自身のムスコが小さいとか細いとか被っているとか、多かれ少なかれ（機能面はさておき）ビジュアル面での悩みを抱えていると思います。
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しかし最新の研究結果によると、女性たちはそれらを大して気にしていない、ということが判明したそうです。「Throb」で紹介されていたこの記事、気になる男性諸君は読んでみてください。
コンプレックスを抱えている方々への朗報になるかもしれないこの調査は、「ザ・ジャーナル・オブ・セクシャル・メディシン」にて発表されたもの。『見た目の良い男性器とは何か？ 外科的に女性たちがどのように正確な男性器の形態異常を評価するのか』という研究タイトルのもと、チューリッヒにある小児大学病院にて、ノーマ・ルッペン・グリーフ理学系修士および彼女のチームが行っています。
この研究で最も注視されているのは、男性の先天的な尿道下裂（陰茎の形態異常）について。これは男性の赤ちゃんの内、250人に1人くらいの割合で尿道口が亀頭の先端ではなく裏側付近まで、またはもっと足りない場合、陰茎と睾丸の間辺り、さらに足りないと蟻の戸渡り（肛門と睾丸の間）までしか届いていない症状のことを指します。
この症状を持って生まれると、短い尿道に引っ張られる影響か、男性器が下向きになり、色々と不便が起こってしまうそうです。どうしてこの症状が起こるのかという理由は定かではないものの、どのように起こるのかはたくさんの調査により判明しているとのこと。
胎児がまだ母胎で育っている段階では、陰茎と尿道が作られていく時に繊維質が平たい板状になり、股間から突き出すように成長します。次にそれが筒状に変形していくのですが、何かのきっかけで男性器の成長を促す信号がどこかの時点で発信されなくなってしまい、尿道の成形が途中で止まってしまうことがあります。その信号がいつ止まってしまうかで、尿道口が手前になってしまうそうです。
どういう状態なのかは、イラストで観てみると解りやすいかもしれませんね。
左：尿道口が亀頭のちょい下 中央：皮の途中 右：玉袋の上
この症状は、一般的な場合であれば1歳頃に手術で尿道口を亀頭の先端まで開通させて、排尿または大人になれば射精がスムーズに行えるようにします。
とは言うものの、どんなに優秀な外科医でも尿道口を先っちょで開通させるのは難しいらしく、少しズレてしまう場合も多々あるのだとか......。そうなってしまうと、そんなムスコを持った男性は自分自身を恥ずかしい、または普通ではないと感じてしまうようになりがちなのです。
しかし今回の調査によって、ボランティアの女性たちは手術前と後の男性器（ふにゃチン状態）の写真を複数枚観ても「普通だ」と答えたとのこと。全ての女性たちには、写真が術後であると告げられたものの、写真の半分が包茎の状態であるとは告げられていないにも関わらず、です。
繰り返しになりますが、この調査が指し示す結果は、多くの女性達は「男性器の形状を大して気にしていない」ということでした。
そりゃ常識の範囲を超えて極端に小さいとか巨大過ぎるとか、付け替えアタッチメントでインターネット接続が出来るとか、よっぽどじゃなければ尿道口の位置なんて全く気にもしないどころか、皮被りですら、さして問題にはしないのです。
なんてったって、ヘソの辺りがモッコリしていたって、ナニがアレしてるって思っちゃう程度の認識度。尿道口が玉袋の辺りに開いていた場合で、「ちょっと普通とは違うかな」くらいの反応だったと言いますし、本当にそれくらい気にしていないようです。
今回の被験者は女性のみだったため、男性からの意見はまったく調査されていません。もし男性が見たら些細な変化にも気が付くかもしれません。しかし、とりあえず、ほとんどの男性の方々は女性の前では堂々とパンツを降ろしても大丈夫なようです（時と場合によりますよ！）。
［Seifert et al. 2008 | Moore and Persaud 2008 | Baskin 2012 | Ruppen-Greef et al. 2015］
トップ画像：Flickr | CC BY-SA 2.0; Hypospadias types from the Centers for Disease Control and Prevention
参考［東京女子医科大学病院：泌尿器科］
Women Really Don't Notice Details About Your Penis［Throb］
（岡本玄介）
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