映画の中には、巧妙に伏線が隠されている作品があります。序盤に何気なく登場したシーンや台詞が、後々になって「なるほど!」となるものもあれば、初見ではなかなか気づかないものもあるものです。
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そこで今回はWatchMojo.comがまとめた、優れた伏線の張られた映画をご紹介。気づくと、物語をより深く楽しむ事ができるはずです。
各映画のネタバレを含んでいるので、未見の方はご注意ください。
■グレイスの死/『アバター』
「死んでもサンプルを入手するわ」
序盤のグレイス博士の台詞が、物語終盤の彼女の「サンプルを取るべきだわ」という台詞、そして彼女の最後へとつながります。
■赤い火/『ジャングル・ブック』
人間だけが扱える火
人間に憧れる猿の王キング・ルイは、モーグリから火のつくり方を学ぼうとします。これは成功しませんが、物語終盤、虎のシア・カーンとの対決で、モーグリは火を使うのです。
■ヴァーバル・キントの話/『ユージュアル・サスペクツ』
ヴァーバル・キントの尋問から始まる物語ですが......
アカデミー脚本賞を受賞した、大どんでん返しのクライムサスペンス。ほぼ全編が伏線と言っても過言ではなく、結末を知った上でもう一度見ると、ちりばめられた仕掛けを発見できる名作です。
■エドのプラン/『ショーン・オブ・ザ・デッド』
イギリス発のゆるゆるゾンビ・コメディ
ゾンビが大量発生しても、行きつけのバー「ウィンチェスター」で一杯やるのが脱出計画だと言うエド。序盤の日常が伏線となり、後半の非日常がおもしろ恐ろしく展開します。
■荒野の用心棒/『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』
2と3にまたがる伏線
2で変化した現代でビフが美女をはべらせながら見ている、クリント・イーストウッドの『荒野の用心棒』のワンシーンが、開拓時代が舞台の3での決闘シーンの伏線となっています。
■ヒーローとして死ぬか....../『ダークナイト』
ツーフェイスとなるバービー・デントの言葉
バットマンに詳しい方であれば、ハービー・デントが登場した時点で彼がツーフェイスとなる事は予想できますが、彼がまだ正義感あふれる検事だった時にブルースへ語る「ヒーローとして死ぬか、生き延びて悪に染まるか」という台詞は、まさに映画後半のハービー・デント自身を象徴しています。
■「X」が表すもの/『ディパーテッド』
登場人物がバンバン死にまくる名作
予備知識なしで見ると「えっ! こいつも死ぬの?」とびっくりするサスペンス映画ですが、実は死ぬ予定の登場人物は「X」と共に登場しています。窓、梁、天井の模様、床の柄など、さまざまな場所にXがあり、それは死を予期しているのです。
■グラント博士のラプトルの話/『ジュラシック・パーク』
恐ろしいラプトルの話が後半に......
序盤にとある説明があり、後半にその驚異と直面することになります。映画ではよくある手法ですが、『ジェラシック・パーク』ではラプトルの賢さや狩りの上手さを、すんなりと理解させてくれるのが絶妙です。
■洞窟でルークの見た幻覚/『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』
スカイウォーカーの宿命
エピソード1~3がすでに登場している現在では、「ダース・ベイダー」=「アナキン・スカイウォーカー」というのはごく当たり前ですが、エピソード5での洞窟での幻影は、エピソード6でのダース・ベイダーの正体の伏線になっています。
■パワーローダー/『エイリアン2』
「彼女から離れろ、このビッチ!」
序盤、荷物運搬用強化外骨格として登場するパワーローダー。何気ないシーンに思わせておいて、終盤のクイーンとの対決に登場します。シガニー・ウィーバー演じるリプリーの台詞も印象的で、何度見ても鳥肌が立つ名シーンです。
選外(Honorable mentions)として、以下の作品の伏線も紹介されています。
ロキのにやにや笑い/『アベンジャーズ』
「動物は得意なの」/『危険な情事』
オープニングシーン/『ファイナル・デスティネーション』
剥製術/『サイコ』
皆さんが一番驚いた、感心した映画の伏線はなんでしょうか?
Top 10 Uses of Foreshadowing in Movies[YouTube]
(イズミのブオ)
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