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【第346号】虚構新聞友の会会報
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【第346号】虚構新聞友の会会報

2021-03-13 17:30

    第346号(2021.3.13)

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     虚構新聞社発行
       虚構新聞友の会会報
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     目次
      1.ごあいさつ
      2.流言蜚語~変わる学力観(前編)~
      3.次回予告
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    1.ごあいさつ

     友の会のみなさん、こんにちは。虚構新聞のUKです。休日いかがお過ごしですか。今月も本紙へのご支援ご愛読ありがとうございます。

     今月最初の会報ですが、9日実施の高校入試に向けた最後の追い込みということもあって、なかなか執筆の時間を取るのが難しく、配信が遅くなって申し訳ありません。

     そんな中、今月は3日に「五人囃子に女児3人が初採用」を、5日には「ヤングマガジン」連載の漫画「何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?」(「なんじゃが」)の企画広告を掲載しました。

     ▼五人囃子に女児3人が初採用 女性比率ほぼ5割に
      →https://kyoko-np.net/2021030301.html

     ▼信長の「波把波羅」に不満 明智光秀の新史料、研究者注目
      →https://kyoko-np.net/2021030501.html

     「五人囃子」の記事はタイムリーかつデリケートな話題ゆえ、どう書けばよいか苦労しましたが、記事の中で触れた女性能楽師の方にもツイッター上で好意的に紹介してもらえてうれしかったです。5日配信の「波把波羅」は、普通なら読まれずスルーされやすい広告記事ですが、これも普段の記事とほとんど変わらないくらい読まれています。

     これを書いている今は受験生を戦地に送り出し、あとは戦果を待つばかりという状況です。ちなみに姉妹紙「京都新聞」には今年の入試問題が掲載されているので、ご興味あれば一度解いてみてください。進学というプレッシャーさえなければ、入試問題ってクイズを解いているようで案外楽しいですよ。

     ▼京都府・滋賀県公立高校 入試問題と解答
      →https://www.kyoto-np.co.jp/list/corporate/high_school_exam

     ところで、いきなり話が変わりますが、「ドットプロット」という言葉をご存知ですか。専門にされている方はご存知かもしれませんが、ほとんどの方は初耳なんじゃないかと思います。しかしこの言葉、今の小学6年生はみんな算数の授業で習って知っています。

     では、教科を変えて今度は社会科から。江戸時代の身分制度として習った「士農工商」という言葉を、今の若い世代は知りません。ひょっとすると先生から知識として教えられてはいるかもしれませんが、「慶安の御触書」同様、教科書からは消えた用語です。

     さらに1月には大学入試センター試験に変わる新試験「大学入学共通テスト」がスタート。小学校で英語が必修科目になったり、コロナ禍で生徒1人1台PCを持たせるICT教育が前倒しとなったりと、いよいよ教育改革が本格化してきました。

     ということで、今号のコラム「流言蜚語」では、「ドットプロット」や「士農工商」のように、この20年ほどの間に学校教育で変化したことについて、前後編に分けて少し書いてみたいと思います。自分の時代では当たり前だったことが、他の世代では当たり前でなくなる――この小さな違いが積もり積もった結果、ジェネレーションギャップとして世代間の断絶を生んでしまうのです。先日のM元首相のように、もう取り返しがつかなくなる前に、今の若い世代が学んでいる価値観を理解する一助になれば幸いです。

     UK@虚構新聞社

     
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