• このエントリーをはてなブックマークに追加
政権交代を目指す野党は協力を
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

政権交代を目指す野党は協力を

2013-02-20 10:50

    小沢一郎代表定例記者会見要旨(2013年2月18日)

    2月18日(月)午後、小沢一郎代表が党本部にて記者会見を行いました。小沢代表は冒頭、今月25日に行われる韓国大統領就任式に招待されたため、出席する予定であること、その前23日に青森の平山幸司参議院議員の選挙区に入ることを報告しました。その後行われた質疑の要旨は以下の通りです。

    小沢一郎代表定例記者会見要旨

    【内容】

    参議院選について

    Q. 先日出演の番組内で話していた他党との選挙協力に関する真意はどうか。また、選挙協力をした場合の政策の対立点がなにになるのか。 A. 特定の政党をどうこう言ったわけではない。野党第1党、そして良くも悪くも政権を1度とった民主党。だから民主党がみんなに呼びかけて、このまま自公の政治、自民党の政治を許すべきではない、と思う人が力を合わせよう、ということが筋道ではないだろうか。なので、維新の会を除外したわけではなく、若干自民党と石原(慎太郎)代表は考え方が近いのかな、という感想を申し上げただけで、除外するという意味ではない。向こうがよければいいと思う。それから1番の共通の我々の考え方は、長年にわたる官僚主導、お上主導、この政治が今日の激変する世界情勢に対処できなくなってきている、ということが、いろいろな日本の社会的な矛盾を表面化させている。ですから、それに代わって新しい体制を、政治主導、国民主導の形にして、政治を変えなくてはいけない。そういう基本的考え方が一致できれば私は全く問題ないと思う。それ以外の個別政策については手法の問題だから、例えば社会保障にしても安全保障にしても、それがいらないという議論ならば別だが、国民主導の政治、我々の言葉で言えば国民の生活が第一の政治を目指す以上、いらないという議論にはならないと思う。そうとすれば、どういうような仕組みにすればいいか等、そういう類の違いはあったとしてもいいと思う。だからあくまでも旧来のアンシャンレジーム体制を新しい体制に変えるのだ、ということで一致できればいいと思う。

    がれき焼却について

    Q. なぜ100トンものがれきが岩手県から大阪に行ったか。また反対する市民運動に対して取り締まりが厳しいことに対して感想は。 A. 私は基本的には震災の当事県はその復興について、がれきの処理であれ、何であれできるだけ自分たちでこなしていく、それに対して政府が支援する、という形が望ましいと思う。ただ量が多かったり、急にその処理場が間に合わなかったり、ということがあって、他県のご厚意にお願いする、ということ自体は仕方のないことでもあろうかと思う。ただ、反対だという意見の表明、反対運動等について、逮捕者が大勢でているということについては、私は知らなかったが、それがどの程度どうなったのか事実関係を知らないので論評のしようがないが、どんな意見であれ、意見を主張することによって官憲による妨害があるということは、民主主義社会ではあってはならないと思う。

    小沢代表の書籍出版予定について

    Q. 日本改造計画の続編はでるのか。 A. そのような気持ちを持って、原稿は何度も推敲してほぼできているのだが、現状に合わせて書き直さなくてはいけないところもある。また、読んでもらわなければしょうがないので、(出版の)タイミングもある。基本の原稿は書き上げてあるのであとは手直しを加え、いずれの日か出したいと思う。出版社は決めていない。出そうと思って何年か前にやったときは、最初が講談社だったので、講談社に相談したのだが、いったん先送りにしたのでまだ決めていない。

    海外への発信について

    Q. 外国語で外国メディアに自分の政策等を発表することについてどう考えるか。 A. 日本改造計画の時は英語版の要請があったので、うち(小沢事務所)に米国の市民の秘書がいたので、英訳をしてもらった。それから中国語訳もある。これも台湾の方の出版社から話があり、中国語の本も出した。日本はどちらかといえば自己主張がないという評価をされているので、自己主張をきちんと、それこそ自立した国家として、自立した個人として自己主張をする。そしてそれは共通言語になっている英語でやらないと外国人にはわからない、ということもあるから、できる限り、英語を使って(出版、発信等を)やるということは必要なことだと思っている。私自身については、本であれ、意見であれ、自分でもう少し推敲を重ねながらタイミングを見てやりたいと思っている。
    コメントを書く
    この記事は現在コメントできません。